【英会話】上品な大人のネイティブが「Let's」の代わりに使う単語とは?
学校の英語の成績が良かった人でも、英会話は苦手、という日本人は少なくありません。キャサリンさんは実際に多くの日本人に英語を教えた経験から、使えるフレーズを増やしながら、単語の意味と発音を同時に覚えていくのが、英語が話せるようになる近道だといいます。キャサリンさんの著書『簡単なのに日本人には出てこない英語フレーズ600』(青春出版社)から、ネイティブがよく使うフレーズを、一部抜粋して紹介します。 ● 〈許可〉を求める丁寧な表現 「 May I have ~?(~をいただけますか?)」 発音は〔メイ・アイ・ハブ〕とはせずに、〔メアィハヴ〕 とします。 許可を求めるフレーズとしておなじみの「Can I ~?」〈Can I +動詞の原形?〉 は、日本語の「~してもいい?」や「~できるかな?」にあたるカジュアルな表現です。 対して〈May I +動詞の原形?〉 は、相手に〈許可〉を求める丁寧な表現です。それに“have” をつけ足して〈May I have ~?〉とすれば、〈依頼〉のフレーズになります。これは、Please tell me ~(~を教えてください)や Please give me ~( ~をください)とほぼ同じ意味で、物や情報などがほしいときに使える便利な表現です。たとえば、レストランなどでお勘定をしたい(確認したい)場合は、次のように言います。
◆ May I have the check?(お勘定をお願いします) また、文末に“please” をつけると、さらに丁寧になります。 ◆ May I have your passport, please?(パスポートを拝見できますか?) ◆ May I have your name, please?(お名前をお伺いできますか?) Water, please.(水ください)のように、〈ほしいもの+please〉ですべて押しとおしている人を見かけますが(もちろん これでつうじますが)、言い方によっては、ぶっきらぼうに聞こえる場合があるので注意してください。 ◎ネイティブならこう言う! (1)〔レストランで〕 May I have a menu?(メニューをいただけますか?) *「レシートをください」なら、May I have the receipt? と言います。receiptの発音は〔リスィーt〕です。 (2)〔レストランで/まだ注文を決められないでいるときに〕 May I have a few more minutes?(もうちょっと待っていだだけますか?) *ネイティブは「もう数分いただけますか?」という言い方をよくします。 (3)〔キャビンアテンダントやウエイトスタッフに〕 May I have a refill of coffee?(コーヒーをもう一杯いただけますか?) *refill〔リフィゥ〕「(飲み物の)おかわり」 *= May I have another cup of coffee? =May I have some more coffee? (4) May I have your contact information, please?(連絡先を教えていただけないでしょうか?) *contact information「連絡先(情報)」 (5) May I have your business card, please?(お名刺を頂戴できますか?) *business card「名刺」(name cardは「名札」の意味で用いられることが多いのでご注意ください)