ビル・ゲイツやジェフ・ベゾスは何時間寝る? 著名人の睡眠パターンを比較
現代のビジネスシーンでは、「昼寝をしたらすぐに戻ります」とか「今日は寝坊しました」というような言葉は、滅多に聞きません。 素晴らしい起業家の口からは「行動」「ピボット(方向転換)」「混乱」のような、積極的な言葉を聞きたいと思うものです。耳にするかもしれない休みに関するフレーズに一番近いのは、「一晩考えさせて」という賢明な言葉でしょう。決して「三日三晩考える」ではありません。 しかし、専門家が成功するために推奨しているのは、ぐっすりと熟睡することです。睡眠不足は、起業家にとって最も必要不可欠な判断力を損ないます。それだけでなく、記憶力や集中力も損なわれるおそれがあり、いいことがありません。 「Online Mattress Review」では、起業家だけでなく、政治家、作家、アスリート、役者や演奏家など、今最も成功している人たちの睡眠パターンについて調査しています。
有名人や成功者の睡眠と比べてみる
この調査は、睡眠時間(マットレスの上にいる時間)が長い方がいいという結果に偏っているだろうと思うかもしれませんが、ビジュアル化されたデータからは、お金持ちや著名人の睡眠パターンは長短が混在していることがわかります。 しかし、データをよくよく見ると、細かな睡眠パターンの違いが浮き彫りになります。もちろん、中には数百万稼ぐまでは寝ないというような人もいます。 でも、バランス感覚に優れ、称賛されるような成功秘話がある人たちは、いつ、どのように眠るかということにも細心の注意を払っています。同じようにすれば、あなたも良質な睡眠パターンに改善できるかもしれません。 研究からは、以下のようなことがわかりました。 マーク・ザッカーバーグは、長時間、夜遅くまでFacebookで働いている(日中は家族や友人と過ごす時間として取っている)。午前3時までに就寝し、午前8時まで眠っているので、睡眠時間は5時間。 イーロン・マスクは、週120時間労働と自ら認めるワーカホリックである。現在は、夜眠る前に少し読書の時間を設けており、午前1時に就寝し、午前7時に起床するので、睡眠時間は6時間。 ジェフ・ベゾスは、毎晩7~8時間眠っている。「睡眠は大事だ。より良く考えることができ、より充電ができ、気分も良くなる」と言っている。ベゾスは、良質な睡眠は賢明な決断力と明確に結びついていると考えている。 ドナルド・トランプは、「世界で3番目に権力のある人間」であり「最も短時間睡眠」の一人でもある。就寝直前まで働き、3時間しか眠らない。 この中で一番睡眠時間が長い人の中に、NFLのクォーターバック、トム・ブレディや、NBAのポイントガード、ステフィン・カリーのような超トップアスリートがいることに驚くかもしれない。両者とも、驚くことに毎晩9時間眠っている。 ビル・ゲイツは、睡眠の質を上げるために、就寝前に1時間読書をする。夜中12時頃に就寝し、睡眠時間は約7時間。 ウォーレン・バフェットは、無類の読書家として有名で、読書の次に長い時間をかけることが睡眠である。できれば毎日8時間か、それ以上は睡眠時間を取りたいと考えている。 自分に合った就寝前のルーティンを含む、よく考え抜かれた睡眠パターンは、安定し、信頼でき、利益も生む労働パターンへの最高のアプローチです。 もちろん、イーロン・マスクやドナルド・トランプのように、睡眠時間が何時間であってもとにかくやるというタイプの人もいますが、両者とも気まぐれな性格として悪名高いです。 彼らからビジネス的に学べることはあるかもしれませんが、睡眠パターンは真似しない方がいいでしょう。 それよりも、この調査にある他の成功者たちの睡眠パターンを見て(全部で50人います)、自分の睡眠パターンに合いそうな人のやり方を混ぜて、取り入れてみてはどうでしょう。 また、ビル・ゲイツがかつて語ったこの言葉も覚えておいてください。 夜ふかしするのは楽しいし、夜行便に搭乗することもあるかもしれないが、クリエイティブでいるには私には7時間睡眠が必要だ。寝不足でもスピーチはできるし、他にもできる仕事もあるけれど、7時間眠っていなければ、クリエイティブに考えることはできない。 ──2021.03.22公開記事を再編集して再掲しています。 Image: CSA Images Source: Online Mattress Review Originally published by Inc. [原文] Copyright © 2020 Mansueto Ventures LLC.
的野裕子