「少しラッキーだったかもしれない。とはいえ…」

スロバキアが大金星を挙げた。(C)Getty Images

　FIFAランキング48位のスロバキアは現地時間６月17日、EURO2024のグループステージ第１節（E組）で、同３位の格上ベルギーとドイツのフランクフルトで対戦。７分にショートカウンターからイバン・シュランツが奪った１点を守り切り、１－０で撃破した。 【動画】一体どうした…決定機逸に次ぐ決定機逸でベルギー衝撃の敗戦 　スロバキアは開始直後から、ケビン・デ・ブライネ、ロメル・ルカクら屈指のタレントを揃える難敵に再三チャンスを作られる。しかし、35歳の守護神マルティン・ドゥブラフカを中心とした堅守で対抗。そして、ルカクの同点弾がオフサイドとハンドで二度取り消される判定にも助けられ、歴史的勝利を掴んだ。 　ベルギーの選手たちががっくりと肩を落とす一方で、スロバキア側は大興奮だ。大会公式サイトによれば、決勝点を挙げたイバン・シュランツは、「僕らは一流相手に勝利を収めた」と手応え十分に語った。 「規律ある素晴らしいプレーができた。監督からの指示に従ったんだ。生涯記憶に残るゴールの１つを決められたけど、勝利はより美しい。ファンに大きな感謝を示さなければならないし、彼らを僕らの側に振り向かせられたと信じているよ」 　また、中盤センターで躍動し、プレーヤー・オブ・ザ・マッチに輝いたスタニスラフ・ロボトカも試合後にインタビューに対応。同様に謙虚さも交え、喜びを口にした。 「少しラッキーだったかもしれない。とはいえ、僕らは勝ちに行った。確かに、ベストプレーヤー賞は嬉しいけど、勝利はもっと嬉しいよ。僅差だった。あのようなチームに大差で勝てるとは思っていなかったよ。良いスタートが切れたのは間違いない」 　今後はウクライナ、ルーマニアと相まみえる。勢いそのままにグループ３連勝で勝ち進み、さらなる衝撃を与えられるか。 構成●サッカーダイジェストWeb編集部