塩田知事を表敬訪問した尾崎選手（右）

　パリ五輪フェンシング女子サーブル団体で銅メダルを獲得した鹿児島南高卒の尾崎世梨選手（22）が1日、鹿児島県の塩田知事を表敬訪問し、「鹿児島の方々の声援が力になった」と感謝の言葉を述べた。 【写真】フェンシング女子サーブル団体で、銅メダルを獲得した福島史帆実、江村美咲、尾崎世梨、高嶋理紗

　今大会にリザーブメンバーとして登録されていた尾崎選手は、準決勝の途中から起用された。3位決定戦は先発出場し、世界ランキング1位のフランスを相手にポイントを奪って勝利に貢献した。

　尾崎選手は「自信を持って戦うことができた」と初めての五輪を振り返り、塩田知事に銅メダルを披露。塩田知事は「堂々と戦っていた。活躍は鹿児島の後輩たちにとって励みになる」とたたえた。

　表敬訪問を終えた尾崎選手は「（母校で）厳しい練習をやりきった経験がオリンピックでも生きた。鹿児島でもフェンシングに興味を持ってくれる人が増えてくれたらうれしい」と話した。

　尾崎選手はこの日、同校も訪れ、後輩たちに挑戦することの大切さを伝えた。