王者・門口佳佑「切り合いのようなヒリヒリする試合をしたい」と挑戦者・安本晴翔の土俵で戦っての勝利を誓う【RISE182】
RISEが9月20日、「RISE182」(10月20日、東京・後楽園ホール)の会見を開き、8日に行われた「RISE WORLD SERIES 2024 YOKOHAMA」のリング上で発表されたRISEフェザー級(-57.5kg)タイトルマッチで対戦する王者・門口佳佑(EX ARES)と挑戦者の安本晴翔(橋本道場/同級2位)が出席した。門口はこれが2度目の防衛戦となる。 安本は「RISEに参戦して2年で、ようやくタイトル戦に来れたのでこのチャンスを逃さず、門口選手にバチバチに向かっていきたい」、門口は「3月に負けてから、自分を、門口佳佑を見直して徹底的に自分のレベルを上げて作ってきた。それを見せるだけ」とそれぞれ語った。 最近の互いの試合を見ての印象についての質問が飛ぶと、安本は「軍司選手と戦っているのを見た。どっちもすごい、心の攻防が印象的。両者強いなと思って見ていた」と3月のK-1の対抗戦での軍司泰斗戦についての感想を口にした。 安本の直近の試合は「ONE Friday Fights 72」でのアキフ・グルザダ戦。判定負けを喫しているのだが門口は「全部は見ていなくて、ちらっとXとかで出ている動画を見たんですが。負けていましたよね。なんか僕とやる前はみんな負けがち。なんかぱっとしない」と呼びかけると安本は苦笑。門口は「それは結果だけですよ。でも安本選手のファイトスタイルは勝ち負け関係ない。もっと勝ちに徹すれば勝率はめちゃくちゃ高いと思う。そこを気にせず、1Rからガンガン行っているのは僕にはないものなので、そこで勝負したい」と続けた。
安本はこれまでもこの日も話下手全開なのだが、門口は「それもいいキャラでずるいですよね。のどになんか詰まってる感じ。この前、会場でリングで喋っている時も誰か水をあげてほしいなと思った。でもいいキャラしている。今は相手を下げるような発言とか、マイナス面で盛り上がることが多いと思うが、僕はこれはスポーツだと思っているので対戦相手にリスペクトもある。安本選手とならそういう試合ができると思っている。このベルトも安本選手が持っていてもいいなと思っている」といじりながらも安本を評価。 この発言は安本を「王者にふさわしいリスペクトのできる選手」と評する発言だったのだが、緊張の安本にはうまく伝わらず「僕のほうが似合う気がします」と返答。 これに門口は「いや、そういう意味じゃなくて。王者としてどういう人間にベルトを持ってほしいなという、僕の理想。それだったら安本選手が持っていてもいいと僕は思うし。でも今は僕のものなので誰にも渡さないという気持ちです」とフォローした。
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