降格決定のサガン鳥栖、J1早期復帰に向け県・市・クラブ連携へ…3本柱の「リバイバル戦略」
サッカー・J1サガン鳥栖の来季のJ2降格決定を受け、佐賀県の山口知事とホームタウンの同県鳥栖市の向門慶人市長、サガンの運営会社「サガン・ドリームス」の小柳智之社長が1日、同市役所で会談し、早期のJ1復帰に向けて知事が提案した「サガン鳥栖リバイバル戦略」に県と市、クラブが連携して取り組むことで合意した。 【写真】J2降格が決まりスタンドで顔を覆うサガン鳥栖サポーターら
会談は非公開で実施。終了後の知事らの説明によると、リバイバル戦略は〈1〉応援機運の醸成などを図るアイデンティティーの再構築〈2〉スタジアムの価値向上〈3〉選手の育成環境の充実――の3本柱で構成する。
このうち〈2〉については、現在は市直営の駅前不動産スタジアムの改修に取り組むとともに、サガンが指定管理者として運営することを検討する。民間のノウハウを活用した運営により、観客のサービス向上を図る狙いがあるという。
山口知事は報道陣の取材に対し「J2になれば全体の予算規模は縮小するが、足腰のしっかりした地方クラブとして再構築していかねばならない」と述べた。