G1初制覇の“元Jリーガー”北井佑季「イチから自転車を教えてくれた師匠に感謝」/高松宮記念杯競輪
岸和田競輪「第75回高松宮記念杯競輪(G1)」は16日、最終日を開催。決勝12Rを制した北井佑季の喜びの声は以下の通り。(netkeirin特派員) 走る前から本当に取りたいと思っていたし、取れると信じて臨んだので優勝できてよかったです。(レースは)取れた位置から仕掛ける作戦だったけど前が取れたので。郡司さんは仕掛けるところで仕掛けてくれて、脇本さんにカマされることのないように踏んでくれました。背中を見ていて何が何でも、っていう熱い気持ちを感じました。 そのあとは古性さんが来るのも見えたし、包まれたくなくて1角から張り気味に出ていく形になりました。郡司さん、そして和田さんの思いだったり、南関の仲間たちの思いを感じながら踏んでいましたね。最後はスキあらば入ってくる選手がいると思ったけど和田さんが内を締めてくれていたので駆けやすかった。 (優勝の手応えは?)ゴール線を目掛けてハンドルを投げた際にガシャンとなったので正直、実感は無かったです。とにかく必死に踏んだだけ。優勝は自分の力だけじゃ取れなかったしみんなの支えのおかげです。特にイチから自転車を教えてくれた師匠(高木隆弘)に感謝したいです。師匠がいて今の人生があるし、(優勝して)安心してもらえたと思います。 (Jリーグ時代を振り返り)自分の中ではやりきったし、悔いのないサッカー人生でした。あとは競輪へ情熱を注いで今があると思っています。 仲間に支えられての優勝でしたが、これからもしっかりと自分らしい泥臭いレースで南関を引っ張りたいし、ファンの皆さんに応援してもらえれば。次のG1は地元、平塚のオールスター。(準決で連係した)松井宏佑さんの地元バンクだし、南関で盛り上げたいです。ケガですが擦過傷だけで大丈夫でした。