八尾の神社、走って初詣 ロゲイニング30カ所 県内外85人、巡って撮影
チェックポイントを巡って得点を競う「越中八尾初詣ロゲイニング」は3日、富山市八尾町下笹原の八尾ゆめの森ゆうゆう館を発着点に行われた。県内外の85人が神社など八尾の名所を回り、初詣と坂の町の景色を満喫した。 正月にちなみ、カイコをまつる若宮八幡社(東新町)、春季祭礼として越中八尾曳山祭が営まれる八幡社(下新町)といった神社を中心とした30カ所をチェックポイントにした。水上芳一商店(西新町)や玉旭酒造(東町)を訪れ、甘酒、日本酒を飲むともらえるボーナスポイントを設けた。 参加者は家族やランニング同好会のメンバーでチームを組み、午前8時に一斉にスタートを切った。住民が、道を尋ねた参加者に「頑張れ」とエールを贈った。 丸山太陽さん(南砺市井波中1年)は陸上部で長距離を走っており「練習しながら景色を見られて楽しい」と笑顔を見せた。母の智春さんは「神社をたくさん回れたので今年は、いいことがいっぱいありそう」と話した。 制限時間4時間のロゲイニング部門は八尾にちなんで888点満点で、大杉ランニングクラブが611点で最多得点となった。メンバーの杉森将宣さんは「地元の土地勘を生かして走り切れて良かった」と喜んだ。 ●ウオーキング部門を新設 今回は初心者やファミリー向けに、制限時間2時間のウオーキング部門を新設した。参加人数も第1回から1・5倍に増え、実行委員会の中崎洋一代表は「和やかな雰囲気で楽しんでもらえて良かった」と話した。