時代を超えた「ご長寿モデル」! 登場から“60年以上”続く「すごいクルマ」も存在! 長く愛されている「国産ロングセラー車」3選
なかには50年以上!ロングセラーモデルとは?
日本の自動車市場には多くの名車が存在しますが、そのなかでも長年にわたり愛され続け、時代を超えて進化し続けている国産ロングセラーモデルは特別な存在です。 これらのクルマは、優れた性能やデザインで多くのファンを魅了してきました。 今回は、そんな日本の自動車史に名を刻むロングセラーモデルを3台紹介します。 【画像】超カッコいい! 日本が誇る「時代を超えた」クルマです!(25枚)
●日産「スカイライン」(誕生年:1957年) スカイラインは日産のロングセラーモデルで、これまで多くのモデルが登場しており、歴代で数えると13代にも上ります。 初代は1957年にデビューしましたが、実は初めてスカイラインをリリースしたのは日産ではなく、今は無き富士精密工業というメーカーが開発・販売を行いました。 また、今のスカイラインはスポーツセダンだけですが、従来のモデルにはクーペタイプやハッチバックもラインアップされています。 現行モデルとなる13代目は2014年にデビューし、スカイライン初のハイブリッドシステムを搭載したことで注目を集めました。 そして2019年にはマイナーチェンジが施され、現在の日産のアイコンとなるVモーショングリルが採用されるほか、当時の国産車初となる、高速道路利用時に同一車線内で手放し運転が可能なプロパイロットを搭載。 登場から10年経った今でもフルモデルチェンジせず、アップデートを繰り返しながら発売されています。 2024年6月現在では、ノーマルモデルである「GT」のほか、パフォーマンスを追求した「400R」、専用のチューニングが施された1000台限定の「NISMO」、さらに匠による手組みエンジンを搭載した100台限定の「NISOMO Limited」がラインナップされています。 価格(消費税込、以下同)は456万9400円から947万9800円です。 ●三菱「デリカ」(誕生年:1968年) デリカは現在も国内で販売されている三菱のクルマとしては、最も長い歴史を誇るモデルです。 その56年に及ぶ歩みの中で、デリカは常にアウトドアを楽しむ多人数乗車のクルマであり続けています。 初代はキャブオーバータイプの小型4輪トラックとして1968年に誕生。 その翌年には「デリカバン」と今のデリカD:5につながる9人乗りの「デリカコーチ」も発売されました。 現行モデル5代目は2007年にデビュー。 ミニバンに必要不可欠な両側スライドドアのボディを持ちながらも、185mmの最低地上高や、多板クラッチの締結力を強めるロックモード付き4WDシステムを持つなど本格SUV並みの悪路走破性を有しているのが特徴です。 また2019年にはビッグマイナーチェンジが実施され、内外装を刷新したほか、先進運転支援「e-Assist」の装備など、機能面でも刷新が図られています。 5代目として17年経った今でもフルモデルチェンジを受けずに、熟成されながら発売されています。 バリエーション展開は標準モデルと、エアロパーツを装備する「アーバンギア」、さらにアウトドアが楽しめる特別仕様車「シャモニー」が設定されています。 価格は415万6900円から491万6670円です。 ●日産「エルグランド」(誕生年:1997年) エルグランドは日産のフラッグシップミニバンとして、初代は1997年にデビューしました。 当時「最高級新世代1BOXの提案」をコンセプトに掲げていた同車は、国産プレミアムミニバンの先駆けとして注目を集めました。 現行モデルとなる3代目は、2010年にデビュー。 歴代エルグランド同様の堂々としたスタイリングはそのままに、低重心の新プラットフォームにより優れた乗り心地と快適性、そして高い直進性や操縦安定性を確保しました。 登場から14年経った今でもフルモデルチェンジは施されていないものの、フロントマスクのデザインを大きく変更するマイナーチェンジを2014年1月と2020年10月に実施し、イメージチェンジを図っています。 また2020年10月の改良時には、室内のセンターディスプレイも10インチに拡大したほか、先進運転支援機能についても多くの安全機能を標準装備化しています。 さらに2024年3月に実施された一部仕様変更では、インテリジェントアラウンドビューモニター(移動物検知機能付)とディスプレイ付自動防眩式ルームミラーが全グレードに標準装備され、安全性をさらに高めました。 価格は408万2100円から837万8700円です。
くるまのニュース編集部