「皆さんに知っていただきたい」森保監督が熱烈アピール!タイ5発粉砕に繋がった誇り高き“プロフェッショナル性”
「今回はあえて練習期間を短くしました」
日本代表は1月1日、国際親善試合でタイ代表と国立競技場で対戦。前半は0-0で終えるも、後半に一気呵成に畳みかけ、5-0の大勝で2024年初戦を飾った。 【動画】好機を逃さずズドン!2024年森保J初ゴールは田中碧の右足から この一戦に際し、代表活動をスタートさせたのは12月28日。J1は12月3日に最終節を迎えており、もう少し早めに始動するプランもあったが、選手たちを信頼し、短期集中型にしたようだ。 森保一監督は試合後の会見で「ACL(アジア・チャンピオンズリーグ)を戦ったチームはその後の試合がありましたが、Jリーグ勢はほとんどのチームが12月の前半に終わって、欧州でも直近まで試合をしていた選手と、少し前に終わったチームがあったりする部分では、コンション作りが難しかった」と説明。そのうえで、「選手たちの素晴らしさを皆さんに知っていただきたい」と訴えた。 「今回はあえて練習期間を短くしました。Jリーグ勢をもうちょっと長く招集して、コンディションを上げながら、最後に欧州組と合流して4日、5日使うことも当初考えていましたが、個々でコンディションを上げてから、この試合に向けての活動を始めました。 28日にもうゲーム形式の練習をすることを、あらかじめ選手たちに伝えたなかで、そこに合わせてコンディションを作ってきてくれたことが、今日の結果に繋がりました。それぞれが置かれている環境のなかで、コンディション作りをしてくれて、この活動に臨んでくれたことは、本当に素晴らしい」 自主的に、しっかりと合流日に向けて調整し、6万人のサポーターに勝利を届けた選手たち。指揮官は誇り高きプロフェッショナル集団に「敬意を表したい」と賛辞を惜しまない。 取材・文●有園僚真(サッカーダイジェストWeb編集部)