大活躍中! なでしこジャパン、クラブで絶好調な選手(5)無限のスタミナ! 海外挑戦で万能型に進化!?
なでしこジャパン(サッカー日本女子代表)はパリ五輪前最後の選考の場となるスペイン遠征を行う。今回の遠征では、5月31日と6月3日にニュージーランド女子代表と試合を行う予定だ。今回は、スペイン遠征に臨むメンバーの中から、各クラブで絶好調な選手を紹介する。※海外クラブ所属の選手の成績は「Soccer Donna」、WEリーグクラブ所属の選手の成績は「WEリーグ公式サイト」を参照。
DF:清水梨紗(しみず・りさ) 生年月日:1996年6月15日(27歳) 所属クラブ:ウェストハム(イングランド) 今季リーグ成績:22試合1得点0アシスト なでしこジャパン不動の右サイドバックである清水梨紗は所属するウェストハム・ユナイテッドにおいて欠かせない選手だ。160cmと決して大きくはないが、自慢の運動量で攻守に躍動。攻撃センス抜群のSBである。 清水は日テレ・東京ヴェルディベレーザの下部組織であるメニーナ出身で、2013年にトップチームへ昇格。なでしこリーグでは2017年から4年連続で、WEリーグ初年度でもベストイレブンに選出されている。日本女子サッカー界最高のサイドバックは2022年8月にイングランドへ渡った。 ウェストハムでも1年目からレギュラーに定着。残留争いの中で、チームを引っ張っているのは清水だ。今季は22試合に出場して1得点を記録し、1部残留に貢献。右サイドバックが主戦場である清水だが、今季のウェストハムではチームメイトであるなでしこジャパンMF林穂之香とボランチを組む試合もあった。3バックの時にはウィングバックのみならず、CBの右でプレーすることも。イングランドに渡ってユーティリティな選手にもなった。 清水の特徴は底なしのスタミナだ。90分間、何度も上下動を繰り返し、試合終盤でも攻撃参加をやめない。メニーナに加入当初はフォワードだったということもあり、攻撃センスは抜群。右サイドからのクロスは日本の武器にもなっている。また、2023年の女子W杯のノルウェー女子代表戦の時のように前線まで走って自らゴールを奪うこともできる。現在のなでしこジャパンでなくてはならない存在だ。
フットボールチャンネル