辺戸岬UH-1ヘリ不時着 20時間後に離陸
沖縄テレビ
14日夕方、国頭村の辺戸岬近くに普天間基地所属のUH-1ヘリコプターが不時着しました。ヘリは15日午後、現場から離陸しましたが、アメリカ軍機のトラブルが続いています。 譜久村司記者「不時着した米軍機が茂みの奥に停止している様子が確認できます。」 14日午後5時頃、国頭村宜名真の辺戸岬に近い牧草地に不時着したのは普天間基地所属のUHー1ヘリコプターです。ヘリには6人が乗っていましたがけが人はいません。 沖縄防衛局から国頭村に入った連絡によりますと、アメリカ軍は「飛行訓練中に警告ランプが点いたたため予防着陸した」と説明しているということです。 辺戸岬のパーラー店主「電話が入るからあっげって。大騒動ですよ。その間にパトカーからレスキューからウーって。これもしかしたら落ちたのかなと思ったわけ。」 現場には内閣官房沖縄管理官を長とする現地緊急対策チームが派遣されました。また警察が安全確保のため国道58号線の通行を規制し、このため国道を引き返す車両も多くあったということです。 辺戸岬のパーラー店主「営業妨害だよ。軍のほうもメンテナンスしていると思うけど、度々こういうことがあると困る。」 譜久村司記者「午後1時です。きのう不時着したアメリカ軍のヘリコプターが牧草地を飛び立っていきました。」 UHー1ヘリは不時着からおよそ20時間がたった午後1時に離陸し、その後、普天間基地に戻りました。 玉城知事「航空機関連の事故は人命や財産にかかる重大な事故に繋がりかねず、県民に大きな不安を与えるものであり、我々としては極めて遺憾である。」 UH-1ヘリコプターは6年前にもうるま市の伊計島に不時着し、この時は別のヘリで機体を吊り上げ撤去しました。 普天間基地の所属機を巡っては今年8月にAH-1ヘリが慶良間空港に。また9月にもCHー53ヘリが粟国空港に緊急着陸したほか、14日は鹿児島の奄美空港にオスプレイが着陸するなどトラブルが続いています。 玉城知事「再発防止に対しての強い不信感を抱かざるを得ないということも、米側には申し入れてこなければいけないだろう。」 玉城知事は原因究明と再発防止の徹底をアメリカ軍に申し入れることにしています。
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