ランニングとラッキングはどちらがおすすめ?…自分が楽しめて、続けられることが大切(海外)
フィットネス界では、今ランニングとラッキングが流行している。 どちらも有酸素運動としての効果があり、気分を高める効果もある。 【全画像をみる】ランニングとラッキングはどちらがおすすめ?…自分が楽しめて、続けられることが大切 専門家によると、運動によるメリットはどちらも似ているため、自分がより楽しめる方を選ぶといいという。 フィットネス界では今、ランニングとラッキングが熱い。専門家がBusiness Insiderに話したところによると、この二つのどちらかを選ぶか迷っているのなら、ともに同じような効果が得られるため、自分が楽しめる方を選ぶ方がいいという。 フィットネス界の主役であるランニングの人気は高まるばかりだ。2023年のニューヨーク・シティ・マラソン(New York City Marathon)は過去最大の5万1933人のランナーが参加し、2022年と比べると約4000人増加した。また、今年2024年の同レースには16万5000人が申し込んでおり、これは2020年に次いで史上2番目の多さだとABC 7ニューヨーク(ABC 7 New York)は報じている。 一方、ウェイトを入れたリュックを背負ってウォーキングやジョギングをするラッキング(rucking)は、フィットネス界で最も話題のトレンドの1つになっている。健康的な食事と並行して、週に数回、ウェイトのついたベストを背負って上り坂をハイキングし、ここ数年で体重を30キロ落としたガイ・フィエリ(Guy Fieri)が話しているように、ラッキングはシリコンバレーのエリートたちやクロスフィッター(CrossFitter)のレジェンドたちに愛されている。
ラッキングもランニングも優秀な有酸素運動
「どちらの有酸素運動も心臓血管の状態や持久力を高めて心血管疾患のリスクを減らすことができ、血圧、コレステロール、インスリン感受性などの危険因子を改善する可能性がある」とノースウェスタン記念病院(Northwestern Memorial Hospital)のスポーツ心臓病プログラムの共同ディレクターであり、循環器専門医でもあるアリソン・ジーリンスキー博士(Allison Zielinski)はBusiness Insiderに語った。 フィットネスレベルが高いことは長寿にもつながると同氏は述べている。つまり、有酸素運動は、あらゆる原因による早期死亡リスクを低下させる。 ナオミ・キャンベル(Naomi Campbell)やダコタ・ジョンソン (Dakota Johnson)を顧客に持つトップトレーナーでスポーツ科学者のルーク・ワージントン(Luke Worthington)は、ウォーキングやランニングは体組成を改善することができると語っている。 またそこにはいくつかの「隠れたメリット」もあるという。歩いたり走ったりするときには骨盤と胸郭を回転させることが自動的に行われ、消化器系の動きをよりスムーズに動かし、リンパ系の動きを改善する効果がある。 屋外を歩くことは、気分を高め、神経系を落ち着かせることもできる。「ウォーキング中やランニング中に、目と脳が絶えず行っている調整や再調整は、副交感神経系の活動を改善することがわかっている」とワージントンは話す。