中学生の頃からの憧れを手に【2】特別な助手席「パートナーコンフォートシート」を採用した贅沢な1台|1987年式 日産 レパード アルティマ
1988年にはマイナーチェンジを実施。内外装の意匠をリファインするとともに、VG30DE型にターボをドッキングしたVG30DET型を搭載。先にシーマに搭載された同ユニットは255psという圧倒的なパワーを誇り、走りに磨きが掛けられた。また、2ℓターボもDOHCのVG20DET型に変更。走りの魅力もいっそう高まったことで、その存在を確固たるものにした。 >>【画像15枚】優美なフォルムと先進の技術でオトナを魅了するアダルトクーペ。助手席はリクライニング時に安定した姿勢を保つことができるパートナーコンフォートシート。なお、アルティマのシート表皮はモケットとなる このように、クルマとしての完成度や魅力は高いレベルにあったものの、直接のライバルとなるソアラには、販売面で大きく後れをとってしまったことも事実。ただ、生産終了から四半世紀たった現在、当時以上といっても過言ではないほどの人気車種となっている。これは、レパードの良さが再認識されたこともあるが、テレビドラマ「あぶない刑事」シリーズの効果も大きい。以前から同作品の影響はあったものの、2016年に公開されたシリーズ最終作の映画「さらばあぶない刑事」が公開されたことにより、人気がいっそう高まったのだ。 取材車両のオーナーもそのひとりで、中学生の頃からあぶない刑事の影響でレパードが好きになり、免許取得後に購入を検討。しかし、予算不足であえなく断念した。だが、その後もレパードへのあこがれは片時も忘れることはなく、「さらばあぶない刑事」が公開されたことと、某イベントで展示されていたゴールド2トーンの前期アルティマを見たオーナーはその気持ちを抑えられなくなり、レパードの専門店であるカーショップフレンドで現在の愛車を購入。長年の思いを、ついに現実のものにしたのである。 主要諸元 SPECIFICATIONS 1987年式 日産 レパード アルティマ(F31) ●全長×全幅×全高(㎜) 4680×1690×1370 ●ホイールベース(㎜) 2615 ●トレッド(㎜) 1435(前後とも) ●車両重量(㎏) 1460 ●エンジン型式 VG30DE型 ●エンジン種類 V型6気筒DOHC ●総排気量(cc) 2960 ●ボア×ストローク(㎜) 87.0×83.0 ●圧縮比10.0:1 ●最高出力(ps/rpm) 185/6000 ●最大トルク(㎏-m/rpm) 25.0/4400 ●変速比 1速2.458/2速1.458/3速1.000/ ●4速0.686/後退2.182 ●最終減速比 3.900 ●ステアリング ラック&ピニオン ●サスペンション(前/後) ストラット/セミトレーリングアーム ●ブレーキ前/後 ベンチレーテッドディスク(前後とも) ●タイヤ 215/60R15(前後とも) ●発売当時価格 383.7万円
Nosweb 編集部
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