ピムコの米国債ポジション通常より小さい、緩慢な利下げ想定-報道
(ブルームバーグ): 米債券ファンド運用会社パシフィック・インベストメント・マネジメント(PIMCO)は、米連邦準備制度の利下げペースがインフレ圧力を背景に他の主要中央銀行と比べ遅くなる可能性があると考え、米国債の保有ポジションを通常より小さくし、英国債やカナダ債を選好している。
グローバル債券最高投資責任者(CIO)を務めるアンドルー・ボールズ氏とのインタビューを引用し、英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)が報じた。同氏によれば、一部諸国の経済成長の弱さが米国に比べ速いペースで物価圧力が緩和する方向に働くという。
同紙によれば、ボールズ氏は金利の変化により敏感な償還年限が長めの米国以外の国債を選好し、米国債についてはベンチマーク指数より保有ポジションを小さくしている。
原題:Pimco Holding Smaller Than Usual Position in US Treasuries: FT(抜粋)
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Aradhana Aravindan