セルフレジで困りごと遭遇率No.1はスーパー 約半数が「操作方法」でトラブルを経験
セルフレジを利用したことがある業界No.1は「スーパーマーケット」
次に、「セルフレジを利用したことがある業界」を尋ねると、1位は「スーパーマーケット」で89.5%、2位が「100円ショップ」で57.9%、3位が「コンビニエンスストア」で57.5%でした。続く4位の「薬局・ドラッグストア」は15.0%で上位3つから大きく差が開いています。セルフレジの普及率は、TOP3の業界とそれ以外で大きな差があるようです。
この結果を年代別に見てみると、コンビニエンスストアでは年代でバラつきが見られました。最も利用率が高い20代と、最も低い60代では38.8ポイントの差が開き、年代が上がるにつれて利用率が下がっていることがわかります。
約65%がセルフレジで「困ったことがない」と回答
続いて、「あなたがセルフレジで困ったことがある業界をお知らせください」と質問したところ、1位が「スーパーマーケット」で25.1%、2位が「コンビニエンスストア」で11.1%、3位が「100円ショップ」で5.5%でした。一方で、64.6%が「困ったことがない」と回答しており、思った以上にスムーズに使いこなしている人が多いようです。 また、性年代別に分析すると、「スーパーマーケット」や「コンビニエンスストア」では性年代ごとの極端なバラつきは見られませんでした。しかし、「100円ショップ」では全体の平均が約6%なのに対し、60代女性は16.3%と高い割合を示す結果となりました。
スーパーマーケットにおけるセルフレジの困りごとで最も多いのは「操作方法」
さらに同調査では、「困ったことがある業界」No.1だったスーパーマーケットにおいて、その困りごとの具体的な内容についてもリサーチしています。それによると、最も多かった困りごとは「操作方法がわからなかった」の50.2%、2位は「バーコードが読み取りづらかった」の47.3%、3位は「値引き商品はセルフレジで対応することができなかった」の27.4%でした。 この結果を性年代別に見てみると、1位の「操作方法がわからなかった」は最も割合が高い50代が68.9%、最も低い20代が41.0%と、年代によってかなりバラつきが見られました。2位の「バーコードが読み取りづらかった」も同様に、最も割合が高かった50代が55.6%、最も低かった60代が39.5%と年代によるバラつきが見られ、3位の「値引き商品はセルフレジで対応することができなかった」では、男性が24.0%であったのに対し、女性は34.0%と、性別によっても差が見られる結果となりました。