「震災遺構」を教育に 修学旅行誘致へ震災学習プログラムを検討
地震の被害を、教訓として後世に伝えるため、建物などを保存する「震災遺構」。 この震災遺構を学びの場として活用し、能登へ修学旅行を誘致するための検討会が初めて開かれました。 【写真を見る】「震災遺構」を教育に 修学旅行誘致へ震災学習プログラムを検討 珠洲市の代表的な観光地、見附島は度重なる地震で崩れ落ち元の形をとどめていません。 また、能登町の白丸郵便局は5メートル近い津波で建物が破壊され、町が震災遺構として残すことを決めています。 修学旅行については2年前に行き先を決めるのが一般的で、石川県観光連盟などでは2027年に能登地域で修学旅行受け入れの再開をめざしています。 ■「石川県ならではの災害学習プログラムを」 検討会では市、町の観光担当者らが震災について学べる候補地について意見を出し合いました。 七尾市の担当者 「和倉温泉で仲居さんが地震を想定して避難場所に誘導して、避難はどんな感じですればよいか学んでもらうのも」 県観光連盟コンテンツ造成事業部 大西洋彰部長 「石川県ならではの災害学習プログラムの1つのテーマとして取り組みたい」 検討会では東日本大震災の被災地の視察なども踏まえて、2025年3月中に候補地を絞り込む予定です。
北陸放送