「どういう子を殺害したのか分かってほしい」 当時中学生の少年に殺害された女性(当時)の母法廷で訴え 福岡の商業施設で首など何度も刺され
福岡市の商業施設で4年前、女性(当時21)が当時中学生だった元少年に殺害された事件。 【写真で見る】事件現場 裁判 元少年らに損害賠償を求めている女性の母親が9日、「犯人にどれだけのことをしたのか分かってほしい」などと法廷で涙ながらに訴えました。 ■4年前の事件 母と兄が損害賠償請求 この事件は4年前、福岡市中央区の商業施設で女性(当時21)が、当時15歳の元少年に包丁で首などを何度も刺されて殺害されたものです。 元少年は懲役10年以上15年以下の不定期刑が確定。 殺害された女性の母親(50代)と兄は、元少年とその母親にあわせておよそ7800万円の損害賠償を求める訴えを起こしています。 9日福岡地裁で行われた裁判で、女性の母親が法廷に立ち「家族みんな娘の成長を楽しみにしていた。どういう子を殺害したのか分かってほしい」と涙ながらに話しました。 また、元少年の母親に対し「親としての責任を問われないのはおかしい」などと述べました。 女性の母親(50代) 「犯人にどれだけのことをしたのかということや娘がどんな子なのか分かってもらいたかった」 元少年は事実関係を認めたうえで損害賠償の額などについて争い、元少年の母親は、「監督義務違反はなかった」などとして、請求棄却を求めています。 判決は来年3月に言い渡されます。
RKB毎日放送