君島十和子・忙しい時のスケジュール管理「仕事、家事、子育てと大忙し!今日の自分に一点集中の精神で乗り切るべし」
子育て中は、いつ、どんなアクシデントが起こるかわかりません。昔、夫が出張中の真夜中に、まだ小さかった長女が急に痙攣を起こしたことがありました。下の子を病院に連れて行けず、マンションのご近所さんに預かっていただきました。幸い、大したことなく診察が終わって急いで迎えに行くと、次女が大泣き……! それでも、『お互い様だから大丈夫よ』と言っていただけたこと、今でも本当に感謝しています。
子育てで他人を頼ることに、罪悪感を持つ必要はありません。もちろん、どちらか一方だけが頼るのではなく、持ちつ持たれつであること、そして、頼らせてもらったら、ちゃんとお礼をすることは必須です。でも、誰にも頼らずに子育てするなんて到底無理な話。誰もがそうやって大きくなってきたのですから」
走り続けるために、どんなに忙しくてもおろそかにしないこと
「忙しさを乗り切るために何よりも大切なのが、心身の健康です。そのために大切なのが、体を冷やさないこと、腸の健康をキープすること、そして睡眠をしっかりとることです。 冷え予防としては、お風呂。忙しくとも必ず湯船に浸かるようにしています。体が温まるだけでなく、水圧によるマッサージ効果も大事な要素。20分間の入浴でなんと40分間のマッサージと同等の効果が得られるそうです。ちなみに私は年末、うっかり体を冷やしたばかりに風邪を引いて珍しく寝込む羽目に。ものすごく寒かった日に、薄手のニットの下に防寒インナーと間違えて、夏用の下着を着て過ごしたことが敗因でした。普段はめったに体調を崩さないのですが……。冷えは本当に怖いので、みなさん気をつけてくださいね。 私のライフワークとも言える腸活では、温かい飲み物で腸を温め、乳酸菌や食物繊維を積極的に摂取。これは以前、小児科のお医者様に教えていただいたのですが、大人も子どもも調子が悪いときにうどんやお粥を食べがちですが、実はこれらの食べ物ってそこまで消化がよくない。スープに溶き卵を入れたものや朧豆腐といった、胃腸に負担をかけずに栄養がつくものがおすすめだそうです。 睡眠不足は、疲れが取れないだけでなくメンタル面にもかなり影響します。ストレスなどの負担を脳に溜め込まないためにも、忙しい時こそ6時間半は睡眠時間を確保したいもの。 大人になればなるほど、替えが効かない、誰かに頼るわけにはいかないからとついつい無理をしがち。だけど、倒れてしまったらもっと大変なことになります。ですから、無理せず、今に集中して、できる範囲で頑張る。それを心がけてくださいね」