横浜流星が5つの顔を持つ指名手配犯役に挑む。映画『正体』主演明らかに
藤井道人監督の映画『正体』の主演キャスト、特報、ティザービジュアルが公開された。 11月29日に公開される『正体』は、染井為人の同名小説をもとに、日本中を震撼させた殺人事件の容疑者として逮捕され死刑判決を受けたが、脱走し潜伏を続ける主人公・鏑木と、彼と出会う4人を描いた作品。鏑木を信じる沙耶香役を吉岡里帆、鏑木を疑う和也役を森本慎太郎(SixTONES)、鏑木に恋心を抱く舞役を山田杏奈、鏑木を追う刑事・又貫役を山田孝之が演じる。配給は松竹。 【動画】『正体』特報 5つの顔を持つ指名手配犯・鏑木役を演じるのは横浜流星。藤井監督とは長編劇場映画では『青の帰り道』『ヴィレッジ』に続き3回目のタッグとなる。 特報には、姿を変えながら逃亡を続ける鏑木、日本各地で彼と出会う沙耶香、和也、舞、鏑木と対峙する又貫の姿が映し出されている。 【藤井道人監督のコメント】 18年前に映画を作り始めてから、沢山の素敵な出会いがありました。 その中でも俳優・横浜流星との出会いは、僕にとってとても大きなものでした。 お互い売れずに苦汁を飲んでいた時期を経て、お互いを鼓舞し合って、沢山の時間を過ごして今の関係があります。 「流星主演で映画を作ろう!」 そんなことを合言葉に、我武者羅に駆け抜けてきました。 いまから4年前、その記念すべき1本目の作品として企画を立ち上げたのが映画「正体」です。 原作の染井先生は同世代ということもあり、会ったその日に意気投合しました。 染井先生が僕らのために多くの時間を割いてくださり、作品の話をたくさんできたこと、本当に感謝しております。 原作を提案してくれたプロデューサー、敬愛するキャスト、スタッフの4年間の想いが1本の映画になりました。 人と人との繋がりが希薄になっている今だからこそ、沢山の方に観ていただきたいです。 どうぞ、公開まで楽しみにしていてください。 【横浜流星のコメント】 『正体』は監督と共に目標を決め、非常に思い入れのある作品です。 人生は一筋縄ではかない。 人が人を欺き、陥れ、間違いが起き、理不尽で、"正義"が通用しないことが多々ある。 状況は違えど、誰もが感じた事があると思います。 それでも彼は信念を持って生きます。 彼の生き様に何かを感じてもらえたら嬉しいですし、何故脱獄したのか、真意は何なのか、劇場で彼の正体を目撃して頂きたいです。
CINRA編集部