前田公輝&久保田紗友、息ぴったりの演技で描くミステリアスなラブストーリー「私をもらって」
――お話をされている雰囲気から、お二人のいい関係性が伝わってきます。それでは、物語中盤、第4話以降のポイントを教えてください。 前田 「中盤では、ある人が亡くなるシーンが出てきます。第1話で稜英自身が、何者かに仕掛けられた疑いのある事故に遭うシーンはありましたが、ラブコメやファンタジーの要素が最初に説明されるので、サスペンス色はあまり強くありませんでしたが、第4話以降は、サスペンスが転がり出すとともにほかのジャンルも転がり始めます。バランスよく全体のボルテージが上がっていくイメージです。30分の放送時間があっという間に感じられると思いますよ」 久保田 「前田さんがほとんど言ってくださいましたが(笑)、さらに加えるなら、屋上のシーンに注目していただきたいです。屋上のシーンは、最初から最後まで長回しで撮影したシーンも多くて、緊張感のある状態で撮りました。私たちもどのようなシーンになっているのか楽しみですし、皆さんにも楽しんでいただけると思います」
――ではさらに、シーズン2まで続いていく、作品全体の見どころも伺わせてください! 前田 「シーズン1ではラブコメ、サスペンス、ファンタジーの要素がバランスよく配置されていて、どれか一つに振り切ることはありません。そして、シーズン2では稜英と奈津実の立場がまったく違う状態になりますが、シーズン1での関係性や呼吸が垣間見られる瞬間もあります。シーズン1で物語は一旦区切りがつく形になりますが、2人の関係がどうゴールを迎えるのか、シーズンを通して楽しんでいただけたらうれしいです」 久保田 「区切りはつきますが、続きが気になるところでシーズン1が終わるので、私だったらすぐにHuluに入ってシーズン2を見てしまうと思います。皆さんにもシーズン1を見たらすぐにシーズン2を見ていただきたいというのが本音ですが…(笑)」 前田 「本当にそうだよね」 久保田 「それぞれの過去や黄泉路での出来事を思い浮かべながら最初から見直していただけたら、また見方が変わるかと思いますので、奈津実視点や稜英視点など、いろんな角度から何度も楽しんでいただけたらうれしいです」