食費の平均は1日どれくらいですか? 節約するためのコツを教えてください。
物価の高騰が著しい昨今、可能な限り食費を節約したいと考える方は多いでしょう。そこで本記事では、世帯人数別の食費の平均額と共に、節約のコツについて項目別に解説します。 ▼節約のために「カップラーメン」はNG? 栄養バランスと節約を両立させる方法とは?
世帯人数別の食費の平均
総務省統計局による家計調査をもとにした、世帯人数別の月額平均食費は以下の通りです。 ●単身世帯:4万2049円 ●2人世帯:7万2399円 ●3人世帯:8万5557円 ●4人世帯:9万712円 ●5人世帯:10万1806円 ●6人以上世帯:11万532円 上記をもとに、1ヶ月30日と仮定した場合の1日の平均食費を以下にまとめました。 ●単身世帯:約1401円 ●2人世帯:約2413円 ●3人世帯:約2851円 ●4人世帯:約3023円 ●5人世帯:約3393円 ●6人世帯:約3684円 単身世帯から2人世帯になると、大幅に食費が増えることが分かります。対して、2人世帯以降になると食費の上昇率の推移は控えめになっています。 各世帯における3人目以降は子どもの場合が多く、大人ほどの食費を必要としないことが理由として考えられます。ただし、子どもの年齢次第で食費は大きく変化する可能性があります。
食費の節約方法
ここからは食費を節約するための具体的な方法を、項目別に紹介します。 食費は、居住費や保険料、通信料などの固定費と異なり、毎月変動しやすい支出です。そのため、節約のハードルが低く、効果も表れやすいといわれています。以下の方法を参考に、自身のライフスタイルと照らし合わせながら、取り組みやすそうなものから実践してみましょう。 ■まとめ買い 買い物を1週間に1度にするなど、まとめ買いをすることで買い物の頻度を減らしましょう。必要なものだけを購入すれば、余計なものをつい買ってしまうことを防げますし、節約につながる可能性があります。 まとめ買いは1度の買い物で数日の献立を考える必要があるため、自然と食材を使い切ろうとします。食品ロスを防げるほか、食材の余りが出にくい分だけ節約になると考えられます。 ■あらかじめ、購入する内容を決めておく 買い物リストを作るなど、事前に購入予定のリストを用意することで、余計な商品の購入を防げ、節約に繋がる可能性があります。なお、リストにないものは購入しないようにする強い意志も必要です。 ■プライベートブランドを購入する プライベートブランドとは、小売店が独自展開しているブランド商品のことで、比較的低価格であるのが特徴です。低価格でも品質はメーカー商品と変わらないものが多いため、意識してプライベートブランドの商品を利用することで節約できると考えられます。 ■コンビニでの購入は避ける コンビニは、あらゆる商品が揃い、店舗数が多いため訪れやすい点は大きなメリットといえますが、ほとんどの商品は割高な傾向があります。 調味料なども含めて、コンビニで食料品を購入することをやめれば、節約につながる可能性があります。 ■作り置きをして、食材を余らせない 食材を余らせて無駄にすることは、お金を捨てることと同義です。日常的に自炊をすることが難しい場合は、時間があるときに作り置きをして、食材を余らせないように気を配りましょう。こうすることで、余計な食材の購入を防げます。 ■買い物は現金以外で決済する クレジットカードやバーコード決済などを利用すれば、購入金額に応じたポイントが得られる場合があります。ポイントは別の商品を購入する際に使えるため、現金で決済するよりもお得になるといわれています。 ■保存期間が長い商品を購入する 保存期間が長い商品であれば、食材を無駄にする可能性が減るでしょう。まとめ買いもしやすいため、安いタイミングで購入すれば節約もしやすくなるはずです。 保存しやすい商品を購入するだけでなく、適した保存方法も意識しましょう。
複数人世帯の1日の食費は3000円前後
総務省の調査によると、2人以上の複数人世帯における1日の食費は3000円前後であることが分かりました。 食費を節約するには安い商品を購入することはもちろん、余計な商品を買わずに食材を使い切ることが大切です。 出典 e-Stat 政府統計の総合窓口 家計調査 家計収支編 二人以上の世帯 e-Stat 政府統計の総合窓口 家計調査 家計収支編 単身世帯 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部