「信じられない」走り高跳びの伊タンベリ、陸上DLで優勝! 腎疝痛と吐血で緊急搬送→強行出場したパリ五輪で11位→15日後に“復活V”
現地8月25日にポーランドで行なわれた陸上ダイヤモンドリーグ(DL)、走り高跳びでイタリアのジャンマルコ・タンベリが2.31メートルを成功させて優勝した。 【動画&画像】DLで優勝したタンベリのジャンプ & 本人の投稿をチェック! 東京五輪で金メダルを獲得したタンベリは、連覇が期待されたパリ五輪でよもやの災難に見舞われた。大会中に腎臓の疝痛発作に襲われ、決勝当日も発作と2度の吐血で病院に緊急搬送。それでも決勝に強行出場したタンベリは、しかし、2.22メートルで11位に終わっていた。 パリ五輪の決勝から15日後の陸上DLで、タンベリは見事に復活。伊国営放送『Rai News』は、「信じられない。タンベリがポーランドで行なわれたダイヤモンドリーグで優勝してしまった。この試合は彼にとって、腎疝痛によって12人中11位に終わったパリ五輪の復帰戦だった」と驚愕した。 「パリ五輪の決勝は、試合の数時間前に腎疝痛に襲われて病院に緊急搬送。それから15日後、ポーランドで開催されたダイヤモンドリーグの偉大な主役となった。観客の手拍子に助けられたタンベリは、ダイナミズムとエネルギーを表現。ジャンプを成功させると、大観衆は総立ちで拍手を送った」 タンベリは試合後にSNSを更新。「私はこれまでの人生で一度もあきらめたことはないし、今後もあきらめるつもりはない。ダイヤモンドリーグで4度目の勝利を手にした。いまは感情の浮き沈みが激しく、喜びと後悔の間でジェットコースターのような体験をしている。でも、パリでの過酷な日からリスタートするよりも、勝利からリスタートするほうが、はるかに好ましい。30日にローマでお会いしましょう。皆さんの愛情を感じる瞬間が待ちきれない」と心境を記した。 現地8月30日にローマでDLイタリア大会が開催。タンベリは王者として凱旋する。 構成●THE DIGEST編集部
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