娘の彼氏が「社会人3年目で年収800万円」と聞いて驚きましたが、平均的なのでしょうか?
親としては、娘が付き合っている彼氏の年収はいくらなのかが、気になる方も多いのではないでしょうか。 年収が高いと安心はできますが「社会人3年目で800万円稼いでいる」と聞くと「そんなに条件のよい仕事に就いているの?」と、疑問に思うかもしれません。 実際に、社会人3年目にして年収800万円に当てはまる人は、どれくらいいるのでしょうか。本記事では、20代において年収800万円を超えている人の割合を、勤続年数が3年目の人の平均年収とともにご紹介します。
20代・勤続年数3年目の平均給与は?
国税庁が実施した「民間給与実態統計調査(令和4年分)」によると、「20~24歳男性」の平均給与は291万円、「25~29歳男性」の平均給与は420万円とのことです。 一方で女性の場合は、「20~24歳」の平均給与が253万円、「25~29歳」の平均給与が349万円となっています。20代の前半と後半で給与の差が大きくなるのは、20代後半になると仕事に慣れて、昇格する人が増えることも関係しているのかもしれません。 また同調査で、勤続年数別の平均給与を見てみると、勤続年数「1~4年」の人の平均給与は、男性が410万円、女性が260万円となっています。男性で年収800万円に近いのは、年齢階層別で最も高い「55~59歳」の702万円、勤続年数年数別で最も高い「30~34年」の789万円です。
20代で年収800万円を超えている人の割合は?
また同調査によれば、男性で「800万円超900万円以下」の給与をもらっている人の割合は、全体のわずか5.0%です。そのため、社会人3年目で年収が800万円という娘の彼氏の年収は、平均よりもはるかに高いといえるでしょう。 20代で800万円以上の稼ぎがある人は、実際にはどれくらいいるのかが、気になる方も多いのではないでしょうか。金融広報中央委員会が実施した「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査](令和4年)」によると、20代での年間の手取り収入は表1のような結果になりました。