「職場の飲み会」でアルハラ懸念、「クタクタになる」と50代の声も 令和に「飲みニュケーション」は有効なのか【読者アンケート結果発表】
■「酌ハラ」もまだまだある 「上司に対して、『お酒をつぎますか』と、いちいち尋ねなければならない『職場のルール』がある。飲み物は自分で注げばいいのに、面倒くさい」(東京都20代女性、会社員) 「上司のグラスが空になっているのに気がつかず、叱られた」(神奈川県60代女性、パート) 「『〇〇は昨日の飲み会で酌に来なかった』と言っている若い上司を見て、自分も陰で何を言われているかわからないと思い、憂鬱になった」(長野県60代男性、事務職) 上司や年長者から「手柄話を聞かされる」のも定番だ。 「一方的に自慢話を聞かされる。そこでチヤホヤしないと根に持つ」(宮城県50代男性、会社員) 「上官に仕事の悩みを打ち明けようとしたら、武勇伝と説教を延々と繰り返され、人間関係が悪くなった」(埼玉県40代男性、自衛隊) そんな飲み会でのハラスメント勃発防止に奔走する中間管理職もいる。 「上司が部下に対してパワハラ、モラハラ、セクハラをしていると気づいたとき、雰囲気を壊さずに止めるのに苦労しています」(愛知県50代男性、会社員) ■「あのとき、〇〇と言ってたな」 職場の飲み会で、「仕事上でデメリットや困りごとが生じたことはある」と、答えた人は全体の約2割。「言いすぎた」「けんかになった」というケースが目立つが、「翌日、きちんと謝ったら、許してくれた」(岡山県60代男性、会社員)という人もいる。 だが、残念ながら飲み会が厄介ごとのタネになるケースもある。 「宴席では何事もなかったが、後日『あのとき、〇〇と言ってたな』と蒸し返され、ストレスを覚えた」(40代女性) 「飲み会で話した内容で上司に嫌われ、仕事で不利な扱いを受けた」(福島県40代男性、会社員) 「年長者同士が殴り合いのけんかを始めた。それを止めに入った人や関係のない若い人に暴言を吐いた。それで職場が嫌になったという人がいた」(宮崎県30代男性、会社員) 「『肝炎なのでお酒が飲めない』と言ったら、先輩たちから無視され、いじめられるようになった。別の飲み会の席では、無理やり暴露させられた私的なことが翌朝、職場スタッフみなに知られていた」(兵庫県40代女性、医療従事者)