ホンダV型3気筒マシンが日本で展示! 実車を見ると「V3は超スリムでコンパクト」
埼玉県朝霞市にあるホンダのバイク部門の社屋に「電動過給機付き新型V型3気筒エンジン」が展示されていた。一般公開でないが実車を観察する機会を得たので紹介したい。 【画像】ホンダの新型V3エンジンをギャラリーで見る(27枚) 文/Webikeプラス 市本行平
特筆モノのスリムさは250ccクラス並み!?
展示されたホンダの新型V型3気筒はEICMA2024(ミラノショー)で初公開されたもので新情報の追加発表はなし。それでも実際の車両を目にすると発見があり、とにかくスリムで幅は2気筒の250ccクラス並みの印象。全長や高さも400ccクラス並みという印象だった。 新型V型3気筒は排気量が未発表なので、本当に中型クラスという可能性もある。ただ、排気量はアッパーミドルという情報もあるので大型クラスと予想される。もしかすると、中型の排気量で過給機によるパワーがアッパーミドル並みという解釈もあり得るのだろうか。 とは言え200サイズのリアタイヤは大型バイクの証だろう。ホイールは前期型CB1000Rと同じと思われるが、STDの190サイズより太いタイヤを履かせている意図はそこにありそうだ。また、前後足まわりもほぼCB1000Rと思われるので、装備から大型と推測も可能だ。 エンジンはRC211Vに似ている。挟み角75.5度V型5気筒に対してV型3気筒は75度で近いのと、クラッチや軸配置など共通点がありそうだ。過給機のモーターは350cc缶ほどの大きさで配置の自由度は高そう。また、過給機なしの自然吸気にすることもこともできそうだ。
新型V型3気筒マシンはネイキッド?
今回ホンダが展示したのは「電動過給機付き新型V型3気筒エンジン」であって車両ではない。そのため、「あえて」前期型CB1000Rのパーツを流用した「適当な」足まわりを使っているのかも知れない。プロアームなどの装備がそのまま完成車に反映されるとは限らないだろう。 気になったのはトップブリッジがCB1000Rとは異なるパーツだということ。パイプハンドルのマウント用の穴があるのでもしこれが新型V型3気筒用だとするとネイキッドの可能性が高いだろう。また、穴はラバーマウントに対応する形状なので快適なツアラータイプも想定されるが果たして!?
市本行平