ソフトバンク 悪夢の4連敗で終戦 日本S8度目の出場で初の敗退 まさかの3押し出し、11失点の大敗
「SMBC日本シリーズ2024、DeNA11-2ソフトバンク」(3日、横浜スタジアム) 【写真】うつろなんもんてじゃない まさかの光景にベンチで放心状態の小久保監督 小久保ホークスは悪夢の4連敗。ソフトバンクとなった2005年以降では初めて、日本シリーズで敗退した。前回まで日本シリーズ出場した年は11、14、15、17、18、19、20年の7度でいずれも日本一となっていた。 投手陣が投壊した。中7日で先発したソフトバンクの有原がまさかの早期降板。3回6安打4失点でKOされた。 両軍無得点の二回。先頭の筒香にチェンジアップを完璧に捉えられ、中堅右に先制ソロを許した。その後、2死二、三塁から桑原に左前へ2点適時打を許し、リードを広げられた。 三回もピリッとしない。先頭の牧に中前打を打たれた後、オースティン、筒香を打ち取ったところまでは良かった。ただ、宮崎に死球、戸柱に四球で2死満塁とし、森敬に押し出しの四球を与えてしまった。 そして、悪夢は五回。3番手・スチュワートを送ったが、桑原への押し出し四球などで降板。4番手・岩井もオースティンに押し出し死球を与えると、筒香には走者一掃の3点二塁打を打たれた。さらに、宮崎にも適時打を打たれ、この回だけで計7失点と最悪な形で点を奪われた。 試合前時点で26イニング連続無得点だった打線。この日は柳田、山川、左翼スタメン起用された近藤の中軸を組んだが、初回に日本シリーズワースト記録となる27イニング連続無得点となり、三回まで無得点。この時点で29イニング連続無得点となったが、四回に柳田の一発が飛び出した。 4点を追う四回無死一塁。大貫が投じた141キロ高め直球を射抜いた。バックスクリーンに突き刺さる2ランとなり、ようやくスコアボードに得点が刻まれた。 「いいスイングができました。まず2点を返すことができて良かったです」。敵地でベテランの意地を見せつけたが、その後は反撃できなかった。