福井からは恐竜やズワイガニ、東尋坊…北陸新幹線ラッピング車両が運行開始 北陸3県の大型観光企画合わせ
北陸3県の名物や名所をデザインした北陸新幹線のラッピング車両の運行が9月28日、始まった。福井の恐竜をはじめ、それぞれの魅力を沿線でアピールし、3県とJR西日本金沢支社などが10~12月に展開する大型観光企画「北陸デスティネーションキャンペーン(DC)」の誘客促進につなげる。 12両1編成のうち6両の両側に、縦0・9メートル、横2メートルの写真シートを張り付けた。デザインは車両ごとに異なり、福井県からは県立恐竜博物館(勝山市)のティラノサウルスロボットのほか、東尋坊(坂井市)などの名所やズワイガニや甘エビといった食が紹介されている。 ラッピング車両は敦賀-東京間で来年6月中旬ごろまで運行予定。初日は敦賀発東京行き「かがやき508号」で運用された。 出発式が行われた福井県敦賀市の敦賀駅に車両が姿を現すと、利用者は「かっこいい」などと話し、記念撮影をするなどしていた。3県の関係者に見送られながら上島豊敏駅長の合図でホームを出発。上島駅長は「ラッピングは北陸の魅力が詰まったデザイン。北陸に興味を持ってもらい、たくさんの人に来てもらえれば」と話した。