“まさかの敗戦”直後に見せた柔道・阿部詩選手の『神対応』【パリ五輪ちょっとイイ話①】
7月28日、現地・パリで柔道観戦に訪れていた親子2人。口にしたのは、柔道・女子52キロ級の阿部詩選手への感謝の気持ちでした。 息子「断ることもできたのに、受け入れてくれたのはすごく嬉しかった。」 2人が観戦を終え、帰途につこうと会場の建物から外に出た時、偶然にも目の前に現れたのは、まさかの敗戦を喫し、オリンピック連覇の道が途絶えてしまった直後の阿部詩選手でした。 肩を落として歩く阿部選手でしたが、その場にいた小さな女の子が日本語で「頑張ってね」と声をかけると、失意の中にもかかわらず、写真撮影などファンサービスに応じ始めたといいます。 母親「悲しそうな感じに見えたので、申し訳ないなとも思ったんですけど。子供にサインもらえないかなと思って、お願いしたらサインしてくれました。」 柔道をやっているという息子が、自身の柔道着にサインをお願いしたところ、阿部選手はうなずいてペンをとり、左胸に大きくサインを書いてくれたといいます。 息子「すごく嬉しくて感動しました。きっと宝物になります。自分の部屋に飾ろうと思います。」 子供に夢を与えてくれたことが、とても嬉しかったと話した母親。自らの夢が破れた直後に、阿部選手が見せた“神対応”は、親子2人に夢のような特別な時間を与えていました。