二宮和也「前作とほぼ同じキャストだからこそ、その意見に価値がある」『ブラックペアン シーズン2』インタビュー
◆6年前と現在で、ご自身の役者としての姿勢の変化を、今回の現場に入って感じたことはありますか? 僕が一番不思議というか、面白いなと思った感覚は、これまでにいろんな作品に顔を出させてもらって、いろんな経験をさせていただいていたんですけど、『ブラックペアン』と言われると、あの頃の感じが戻ってくるというか、6年前と同じやり方をしています。現場がそれを許してくださるというのが一番大きいんですけども、僕は現場に入って空気を見て、出てくるもので勝負したいタイプなので、それをよしとしてやらせてもらえるスタッフ力と、それに対応してくれる共演者の人たちというのが、『ブラックペアン』の現場に戻ってきたなみたいな感じがして、むしろ懐かしさすらあったと言いますか、不思議な感覚でした。 ◆6年前だったらできなくて、他のいろいろな作品にも出演してきたからこそ、今回の現場でできていると思うことはありますか? 共演している人たちとその日に撮るシーンの話をするようになりました。「ここをこうしたいんだけど大丈夫?」ということを前室などで待っている間に、「じゃあ僕はこうします」「私はこうやります」と役者間でやりとりできるようになったというのは大きいところかもしれないです。僕もそうだけど、みんなも6年たっていて、その間にいろんな現場を経験した人たちなので、そういう人たちが『ブラックペアン』のやり方で今現場をやっているというのが僕はやりやすくて好きなんです。 ◆最後に、第1話の見どころと視聴者へのコメントをお願いします。 6年ぶりにシーズン2として『ブラックペアン』が戻って来るんですけれども、やはり『ブラックペアン』の持つ力というのもそうですが、このTBSの日曜劇場という枠の力の強さと言いますか、出てくる役者の幅広さからもエンターテインメントが始まっていると思います。この日曜劇場ってやっぱりすごいんだなとあらためて思ってもらえるように、日曜劇場のファンの方々にも届けばいいなと思っていますので、ぜひ楽しみにしていてください。 <プロフィール> 二宮和也 ●にのみや・かずなり…1983年6月17日生まれ。東京都出身。A型。
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