ユニクロ 車いすテニスのプロ化に貢献、国枝慎吾「進歩の一端を担えたことを誇りに」<テニス>
ユニクロ×ITF
国際テニス連盟のITFは26日までに公式サイトで、ユニクロとITFのスポンサー契約10周年を記念し国枝慎吾のインタビューを掲載した。 【動画】小田凱人 史上最年少で金メダル獲得を決めた瞬間、世界1位との激闘を制す 2014年から始まったユニクロとITFのスポンサー契約。10年前、2014年6月にロンドン郊外で行われたイベントには、国枝のほかにも錦織圭やN・ジョコビッチ(セルビア)も登場しメディア向け発表会が開かれた。 そこから10年。ユニクロは車いすテニスツアーの冠を守り続け「ユニクロ車いすテニスツアー」として世界を転戦した。また、2009年にはグローバルアンバサダーを新設し、国枝が第1号に。その後錦織やR・フェデラー(スイス)もグローバルアンバサダーに就任する。 国枝は2014年から続く関係性について「メディア向けの発表会は、信じられないような瞬間でした。いつも車いすテニスをサポートしてくれている圭やノヴァーク(ジョコビッチ)と一緒に参加できて光栄でした。ユニクロとITFとのパートナーシップは、車いすテニスの認知度を高め、選手により多くの機会を与え、世界中のファンを感動させるチャンスを与えてくれました」と語った。 この10年間で車いすテニスは全体の底上げも行われ、四大大会では賞金の増額やドロー数の増加により選手として生計を維持できる車いすテニスプレーヤーも少しずつ増えている。 「僕が見た最大の成長は、車いすテニスのプロ化が進んでいることです。選手はより良いリソースを利用できるようになり、大会は車いす競技を他の競技と同じように尊重し、同じ基準で扱うようになりました。この進歩の一端を担えたことを誇りに思います。この勢いを加速させ、より多くの観客に車いすテニスを楽しんでもらうこと。それこそが、このスポーツへの参加者を増やすことにつながるに違いないと思います」 車いすテニス界には小田凱人のようなニュースターも誕生。小田は今年、パリパラリンピック(フランス/パリ、レッドクレー)の金メダルも獲得し、車いすテニスのトップ戦線で活動している。