トヨタがクールでタフな競技仕様ピックアップ「#84 タコマTRDプロランナーレースコンセプト」をSEMAで初公開!
自動車パーツやアクセサリーなどの扱う世界最大規模のイベントであるSEMAショーがアメリカのラスベガスで開催されている。今年のSEMAショーでトヨタは、同国などで販売するピックアップトラック「タコマ」をベースとしたコンセプトカーをお披露目した。 トヨタはSEMAショー2024にて「#84 タコマ TRDプロランナー レースコンセプト」をワールドプレミアした。 【写真ギャラリー】トヨタ #84 タコマ TRDプロランナー レースコンセプト 初代タコマは1995年に登場。現行型となる第3世代は2016年にデビューし、現在は手頃な価格のSR、豪華なリミテッド、頑丈なTRDプロなど、あらゆるグレードがラインナップされているが、このたび最もクールで「専用レーストラックのビジョン」と謳われるモデルがお披露目された。「TRDプロ」をベースに2ドア「XtraCab」と組み合わせ、ストックカーレースのミッドサイズオフロード部門で争うために生まれた。 注目を集めること間違いなしのこのトラックは、マッドバスの塗装と、レトロ風のカラーリングを組み合わせた目を引く外観を備えている。また、クロームミラーとドアハンドルによって、オールドスクールな雰囲気がさらに高まること間違いなしだ。 だが、クラシックなピックアップトラックを彷彿させるだけでなく、ARBスポーツバー、補助ライト、「BFGoodrich Mud-Terrain T/A」タイヤを履いたブラッシュドアルミホイールが装備されている。 後部の荷台には、スペアタイヤと専用の燃料セルが収納されているほか、重量を軽減するために、テールゲートがネットに置き換えられている点もインパクトがある。 このコンセプトは、オフロードレース用に設計されているため、サスペンションも注目されるが、TRDフロントアッパーコントロールアームと、アルミニウムハウジング、リアリモートリザーバーを備えた「FOX Quick Switch 3内部バイパスショック」を備えている。また、保護を強化するためにスキッドプレートもフル装備されている。 内部は赤いSofTex(合成皮革)シートと、4点式ハーネスが特徴で、カスタムロールケージとTRD Proバッジも見られる。 性能仕様に関しては言及されていないが、パワートレインには2.4L直列4気筒ターボチャージャーエンジン、1.87kWhニッケル水素電池、8速オートマチックトランスミッションに統合された電気モーターで構成される「i-Force Max」を採用することが予想される。このパワートレインは最高出力331ps、最大トルク630Nmを発揮するが、おそらくタコマTRD Proでも同レベルのスペックとなるだろう。
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