かれんなネジバナ 長野県松本市の企業敷地内に珍しい白い花も
ガス・水道メーター製造の東洋計器(長野県松本市和田)で今年も、ランの仲間の多年草・ネジバナが咲き始めた。ネジバナは茎の回りに、らせん状に花を付ける点が名前の由来となっている。花の色は通常、ピンク色だが今年は珍しいとされる白色の花も姿を見せている。 事務所棟の周りにある緑地に、ピンク色の花が数百株咲いている。白い花はその中の3株だという。ネジバナは花穂の長さが3センチほどのかれんな花で、見過ごしがちだが、よく見ると花がらせん状になっていることがわかる。 緑地は本社ができた35年前に芝生として整備されたが、その数年後にネジバナが咲いていることが分かり、薬剤を散布せず、いろいろな草が生える緑地となった。花穂を傷めないように、咲き終わるまでは草刈りはせずに育てている。土田泰秀会長は「これからも大切に維持したい」と話している。
市民タイムス