1日10本は食べられる!? 農家が教えるアスパラガスの活用術! 簡単レシピや驚きの保存方法も
5月ごろに旬を迎える野菜のひとつ「アスパラガス」は、この時期、特に柔らかくておいしく食べられます。普段は見ることがないアスパラガスの栽培方法や、農家だからこそ知っているレシピを聞き込み!『農家の大量消費めし』を取材しました。 【動画】夏の定番野菜の一つ「なす」をいただきます!農家さんオススメのレシピ「なすの甘辛炒め」はコチラ!【2分56秒~】
「えっ…これがアスパラガス?」生い茂る葉には理由があった!
愛知県内では、豊川市や蒲郡市が盛んなアスパラガス。蒲郡市でアスパラガスの畑を探すも見つかりません。そこで、JAアスパラガス担当の杉浦盛一さんに聞き込みをすると… (JAアスパラガス担当・杉浦盛一さん) 「アスパラガスの栽培は、温室ミカンのハウスを再利用して使っている」 蒲郡市は温室栽培の盛んな町で、その多くが特産でもある「蒲郡みかん」のハウス。アスパラガスのハウスはとても少なく、初めて来た人が見つけるのは至難の業です。杉浦さんがアスパラガスを栽培しているハウスまで連れて行ってくれました。 ハウスに入ると、大人の背丈より高い茎と葉が一面に生い茂っています。一見するだけでは、どこにアスパラガスが生えているのかわかりません。 (アスパラガス農家・吉田照子さん) 「下見てもらうと、こんな感じではえています。切らずにほうっておくと大きくなる」
「立茎(りっけい)」と呼ばれる栽培方法で、栄養を蓄えた大きいアスパラガスの根元から生えてくる、小さく新しいアスパラガスを収穫しています。種から収穫するより収穫期間が延びるので、より多く収穫できるんだそう。
収穫時期でおいしさに違いが?! おいしいアスパラガスの選び方&オススメレシピ
さっそく農家の方が集まる集荷場で、アスパラガスレシピの聞き込みを開始。まず教えてもらったのは、塩コショウでシンプルに味つけをした「バター炒め」。このレシピで1日に10本もアスパラガスを食べられるのだとか。他にも「ベーコン炒め」「ベーコン巻き」「みそ汁」と、簡単なものが多い中、女性農家の吉田さんからはアイデアレシピが出てきました。 (アスパラガス農家・吉田照子さん) 「アスパラガスをちくわに入れて磯部揚げ」 ちくわの穴に、切った生のアスパラガスを詰め、衣を付けて揚げるだけ。少し塩を入れるのも相性が良いとのことでした。 蒲郡市内の産直へ行くと、アスパラガスの特設コーナーができていました。アスパラガス農家だという「グリーンセンター蒲郡」のスタッフさんからはこんなレシピが… (グリーンセンター蒲郡・嶋田さん) 「春芽は根元まで柔らかいので塩ゆで、夏芽はちょっと固くなってくるのでガーリックソテーに」 アスパラガスは、収穫時期によって食べ方を変えるとよりおいしく楽しめるのだとか。また、選び方にもポイントがあるとのことで、アスパラガス農家の尾﨑さんに聞きました。