実際は極少数な説が強い「○○城前」というバス停!! 沖縄県・首里城の周りはどうだ!?
■超最寄はやっぱりバス停?
モノレールよりも近い場所まで行く、タクシー以外の公共交通機関。鉄のレールの上を走る移動手段がない沖縄で考えられるのは路線バスしかない。 首里城入口の一番近いところにバス停が置かれていたとして、そのバス停の名称が「首里城前」なのか確かめるのが今回のテーマ。 有名観光スポットだけに、Webの情報を漁ると答えが簡単に出てきてしまいそうなので、それはあえて先にやらないことにして、とにかく予備知識ほぼゼロのまま現地の様子を見に行った。
■首里城をとりまくバス停群の実像
モノレールの首里駅を起点にして、人の流れに合わせて進んでいくと、瓦屋根を飾り付けたコンクリ製の重厚な上屋が建っているバス停がさっそく見えてきた。 まだ城の入口まで遠いので、ここは別の名前だろうとバス停標識を見ると、「鳥堀一丁目」と書かれていた。この地点では城とバス停名に接点はなかった。 さらに歩いていくと、割と短めのスパンでバス停が置かれているのに気付いた。続々と近づいてくるバス停標識の名前を順番にチェックしていく。 鳥堀一丁目の次が「首里公民館前」、次がちょっと読み方に迷う「当蔵(とうのくら)」、その次は「首里城公園入口」……お、城の要素が入ってきたぞ。
■緩~い坂を登った先に見えたものは!?
15分くらい歩いて、首里城公園左折140mの旨が書かれた道路標識が立っている場所まで来た。そこを曲がれば良いらしい。 左折した先は緩めな上り坂。そのまま進んでいくと、このエリアでは標準タイプと言えそうな、金属製フレームとパネルを組み合わせた、小判型のバス停標識が見えてきた。果たしてそこのバス停名は?凝視してみると…… 「首里城前」 ……やったぞついに来た!まさにパーフェクト、絵に描いたような理想の「○○城前」が沖縄の首里城に実在していた!! この首里城前バス停は、ちょうど首里城の表玄関のすぐ近くに置かれていた。那覇バスの系統番号7番と8番の通り道になっていて、本数は1時間に1本といったところ。 7番のほうは那覇バスターミナルが始発/終点なので、沖縄本島のバスの最大拠点から乗り換えなしで首里城まで来られるわけだ。