OMF盛り上げる音色、楽都に響く 吹奏楽パレードと合同演奏会 長野県松本市
長野県松本市で開催中の国際音楽祭セイジ・オザワ松本フェスティバル(OMF)を盛り上げる恒例の吹奏楽パレードと合同演奏会が18日、中心市街地で行われた。強い日差しが照りつける中、地元の小中学生を中心に46団体約1500人が元気に演奏し、楽都の夏を華やかな音色で彩った。 白いおそろいのポロシャツに青い帽子を身に着けた参加者は、伊勢町から松本城まで約1キロをパレードした。ディズニー映画「リトルマーメイド」の曲など各団体は楽しく軽やかな曲を奏で、沿道の保護者や観光客は手拍子などをしながら楽しんだ。 続いて合同演奏会が松本城二の丸御殿跡で開かれた。2月に死去した総監督の小澤征爾さんが情熱的に教える懐かしい映像を見た後、OMFオペラ副指揮の根本卓也さんが指導した。約400人が「星条旗よ永遠なれ」など2曲を力いっぱい奏でた。 松本市の赤沢一子さん(79)は「子供たちの姿に感動した。音楽はいいですね」と語り、開成中学校2年の田中心愛さん(14)は「暑かったけれど頑張れた」と充実した笑顔を見せていた。
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