メルカリやヤフオクで「越境取引」が増えている! 2024年上半期、海外の人に買われたアイテムTOP10
◆4位:アニメ・コミックグッズ
アニメ・コミックグッズは購入件数が年々伸びているカテゴリです。 鬼滅の刃や僕のヒーローアカデミアなど、ここ数年放送・配信されている作品はもちろん、セーラームーンやエヴァンゲリオン、ドラゴンボールなどのロングセラー作品や、リバイバルされた聖闘士星矢などの関連グッズも人気。 もはや日本のアニメ・コミック作品は世界的な“推し活”が行われているといってもいいほどのブームとなっています。 皆さんの中にも「1番くじ」の景品が重複した場合、一方をフリマアプリなどに出品している人がいるかと思いますが、そういった商品も多数購入されています。 最近の取引状況で特徴的なのが、アニメ作品の放送が始まってから海外で人気を博すまでの時間が短くなっているということ。 背景にはNetflixなどの配信サービスの普及があるようで、日本のアニメ作品が世界でもほぼ同時に視聴可能になったことで、越境ECでの取引が活発になるタイミングも早くなっているようです。
◆3位:ファッション
ファッションアイテムは、世界のハイブランドだけでなく、ISSEY MIYAKE、A BATHING APE、ユニクロなど日本のブランドのものも人気です。昔流行したアイテムを買い求めて、フリマアプリやネットオークションの出品商品をチェックしている人も多いようです。
◆2位:おもちゃ・ホビー
おもちゃ、ホビー関連では、鉄道模型やプラモデルなど、日本のものづくり系アイテムが高く評価されています。完成品だけでなくキットを購入する人も少なくありません。
◆1位:トレーディングカード
トレーディングカードには、ポケモンカードや遊戯王などの商品が含まれます。ポケモンカードの人気は一時期よりも落ち着いたものの、まだまだニーズがあります。というのも、コレクションとして楽しむ人だけでなく投資対象として購入する人もいるからです。 また、ヴァイスシュヴァルツなどの新しいトレーディングカードも注目されています。
◆まとめ
越境取引では、“日本の品質”や“日本でしか手に入らない限定品”を求めて購入する人も多いようです。 したがってフリマアプリやネットオークションに出品する際は、商品説明に「日本限定」といった文言を入れてみるなど、海外の消費者も意識してみるとよいかもしれません。 越境ECによって海外の人との取引が増えていることも念頭に置き、出品方法を工夫してみると取引の成立にもつながるのではないでしょうか。 <取材協力> BEENOS 広報 友寄寛子さん <画像提供> BEENOS
川崎 さちえ(フリマアプリ・ネットオークションガイド)