2025年は「道路開通ラッシュ」!? 悲願の「全線開通」路線も! “鉄道廃止区間”にも次々と高速道路が!? 全国どこでどんな道路が完成するのか
悲願の「全線開通」も!?
【四国】 ●徳島南部道 小松島南IC~阿南IC 徳島県南部エリアをつなぐ高規格道路です。JR牟岐線に相当する路線です。これまで徳島JCTから吉野川を渡った先の7.1kmが開通済みでした。2025年度には、反対の阿南市側3.2kmが先行開通予定です。
●高知東部道 南国安芸道路 高知龍馬空港~香南のいち 高知市内から室戸岬方面へ伸びる高規格道路です。鉄道ではごめん・なはり線に相当する路線です。そのまま山岳地帯を抜けて、徳島県方面へつなぐ計画。完成すれば、断絶している「高知~徳島南部」の直結ルートが形成されます。国が進める「四国8の字ネットワーク」の一環です。 そのうち、2025年3月15日に、途中でブツ切れ状態になっていた空港周辺の3.5kmが開通します。これで、高知道から芸西村までの27.5kmが全通を果たします。 ●北川道路 和田トンネル 先述の「高知・徳島県境」区間でも、2025年2月8日に難所がまたひとつ解消されます。とにかく恐ろしい山道が延々と続き、実質的に通行困難な国道493号。そこを高規格化するのが「阿南安芸道」で、そのひとつが北川道路です。奈半利から柏木ICまでの5kmが開通済みでしたが、そこからさらにトンネルで4km延伸します。 【九州】 ●都城志布志道路 全通 都城で九州道から分岐し、まっすぐ南下して、重要港のある志布志へ直結する高規格道路です。かつての国鉄志布志線に相当する路線です。 最後の最後まで未開通だった、九州道からの分岐部(都城IC~乙房IC)が2025年2月15日に悲願の開通を迎えます。 さらに、東九州道と接続する志布志ICから、志布志港までの3.2kmも、3月23日に開通予定です。 ●西九州道 松浦IC~平戸IC 西九州道は佐世保で終点ではなく、さらにぐるっと平戸を経由して、松浦から伊万里へ抜けるルートも計画されれています。松浦鉄道に相当する路線です。松浦から伊万里市内へ10.3kmがブツ切れで開通済み。2025年度には、松浦側から7.5kmが延伸します。西九州道の佐々ICまでは、あと11.6kmです。 ●その他(4車線化) 西九州道の佐世保IC~佐々IC、東九州道の宇佐IC~院内ICが2024年度内に4車線化。東九州道 鹿児島区間の隼人西IC~隼人東ICも2025年夏ごろに4車線化予定です。
くるまのニュース編集部