三宅弘城“立川”のイメージが株が急上昇した理由とは? NHK朝ドラ『おむすび』が提示する「働くこと」の意味とは?
橋本環奈主演のNHK朝ドラ『おむすび』。本作は、橋本環奈演じる平成生まれのヒロイン・米田結が、ギャルとして自分らしさを追求し、あることがきっかけで栄養士になることを志す。そして、人と人とを繋ぐために奮闘する様を描く物語だ。さっそく、第59話を振り返ろう。(文・野原まりこ)【あらすじ キャスト 解説 考察 評価】 【写真】三宅弘城、麻生久美子ら脇を固めるキャストの名演に痺れる…貴重な未公開写真はこちら。NHK朝ドラ 『おむすび』劇中カット一覧
翔也の運命は…?
愛子(麻生久美子)がストライキ中のヘアサロンヨネダでは、聖人(北村有起哉)が1人奮闘していた。 その頃、結(橋本環奈)が出勤すると、立川(三宅弘城)に社食の日替わりメニューの考案を申しつけられる。結は、栄養バランスや原価を計算し、「スコッチエッグ温野菜添え定食」を考案。 昼時。結の日替わり定食は好評だった。しかし、予想以上に注文が殺到したことや、料理の仕込みに手間がかかることから他の料理の提供時間が遅れてしまい、ランチを食べられない人が出てしまった。立川は、どれだけ料理の評判が良くても売り上げが減っては意味がないと、結に「働くということは金を稼ぐということ」だと教える。 帰宅した結は、米田家に宿泊中の陽太(菅生新樹)に今日の出来事を話す。すると陽太は、実は順調だと話していたことは嘘で、実力のある若手に抜かされていく現実に打ちのめされているという。 一方、翔也(佐野勇斗)は肩を痛めながらも、大型新人・大河内(中山翔貴)に勝負を挑まれる。挑発に乗ってしまった翔也だったが、3球を投げたところで肩の痛みにうずくまる…。 厳しい試練が結たち若人を襲った第59話。栄養士として一歩を踏み出したと思われたが、働くことの厳しさを突きつけられた結は、その姿を通して今一度「働くこと」がどういうことなのかを視聴者に提示してくれた。 「食堂系は他のメニューと作る時間うまいこと合わせないといけないの盲点だったな、、」「責任取る上司タイプだった立川さんの株が急上昇」「今日は全面的に立川さんが正しいよ。」「立川さんは少し気難しい人だけどいい責任者だ。」「全部が全部うまくはいかなかったけど、日替わりメニューを作らせてもらえたり出張に連れてってもらえたりするのは、見込みがあるからだよ。」「なんだか今日は『私も頑張って働こう』と思えました。ありがとうございます」など、前向きな意見とともに、“やっかいな上司”というイメージがあった立川の意外な一面に心を動かされた視聴者もいたようだ。 一方、夢を掴む直前で、希望が絶たれそうになっている翔也…。厳しすぎる展開に心配の声が続出している。 「ヨン様腕やばそうだ!」「翔也の肩心配。」「監督は気付いてたの?」「しかし気付いてたなら無理やりでも医者行かせるとかしようよ監督。」「監督は四ツ木くんの肩のことを気がついてて自己申告を待ってたんだろな(大事なこと)」「なんかやっぱりなんでも素直にあっけらかんとしてる結とは対照的に翔也は一人抱え込みがち」「この状況で金曜日を迎えるのはしんどいな…」など、収拾がつかない状況だ。 これまで何度も大きな山場を超えてきた結や翔也だったが、今回は中でもハードな印象だ。明日はどのような形で決着がつくのだろうか…。 (文・野原まりこ)
野原まりこ