【ハイライト動画あり】2点差激戦!「4強進出目前」東芝ブレイブルーパス東京×「前王者」クボタスピアーズ船橋・東京ベイ。NTTジャパンラグビーリーグワン2023-24第12節
「今日のターニングポイントは、相手の脱出から簡単にエリアをあげてしまったことや、キックカウンターの判断ミス。そこの改善はチームとして取り組まなければいけません」(スピアーズ、CTB立川理道主将)
5点ビハインドのスピアーズは、終盤さらにスクラムの2連続ペナルティ(後半30、32分)。
窮地に陥ると、この2度目のペナルティで途中出場のCTBセタ・タマニバルが、クイックスタートでインゴールへ飛び込む。しかしここはトライキャンセルで命拾い。
その後相手のスペシャルサインもCTB立川のターンオーバーで死守。中盤エリア付近まで押し返すが、ブレイブルーパスはセンター陣が大活躍。
まず先発CTBロブ・トンプソンが中盤右から抜け出して敵陣へ。スピアーズはアーリーエントリーで途中出場の江良颯、為房慶次朗が低いディフェンスで対抗し、即戦力ぶりを見せつける。
「バーナード(・フォーリー)が帰ってきてくれて、忍(SH藤原)も毎試合良くなっていて、後半入ってきた若い1、2、3番(江良、紙森、為房)も仕事をしてくれています。ここは将来を見据えてもポジティブなところです」(スピアーズ、CTB立川主将)
しかしブレイブルーパスは元NZ代表でもあるタマニバルが突破する。
「後半は(53分以降)サイドラインで見ていましたが、新しい選手がエナジーを与えてくれました」(ブレイブルーパス、HO原田衛ゲームキャプテン)
ここで追いすがりトライを防いだのは、この日両軍最多19回のタックルをノーミスで決めた守備職人、FLピーター・ラピース・ラブスカフニ。
しかし直後のブレイクダウンワークで滑川剛人レフリーがペナルティの笛。FLラブスカフニはシンビン(10分間の一時退出)となった。
直後の8対7のスクラムで、ペナルティを奪ったブレイブルーパス。ここで途中出場のセンター、タマニバルがふたたびの速攻。そのままフィジカルを全面に押し出した突進から豪快トライ。