ＬＭＥ亜鉛、上昇－相次ぐ鉱山の操業混乱で供給逼迫の兆し
（ブルームバーグ）： 23日のロンドン金属取引所（ＬＭＥ）の亜鉛相場は上昇。現物価格が期先物を上回る水準に急伸し、市場が逼迫（ひっぱく）しつつあることを示唆している。
相次ぐ鉱山の操業混乱で供給が抑制される恐れがある中、大口購入者は在庫を買いあさり、期先物にも殺到している。
現物は３カ月物を58.25ドル上回る水準で取引された。バックワーデーション（逆ざや）として知られるこの状態は供給逼迫を示唆する。先週まで現物は３カ月物に対してディスカウント水準で取引されていたが、現在のスプレッドは2023年以来の高水準となっている。
ＬＭＥの亜鉛相場は前日比6.50ドル高の１トン＝3144ドルで終了。他の金属はまちまちで、銅は下落したが、アルミニウムは上昇した。
原題：Zinc Market Tightens as Mine Supply Disruptions Rattle Buyers、LME 3-Month Copper Closes Lower; Aluminum Rises、Zinc Cash-3M Spread Rises by $34.16: LME Metals（抜粋）
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