センバツ2022 組み合わせ抽選 星稜、初戦は天理 大会4日目第2試合 /石川
18日開幕の第94回選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高野連主催)の組み合わせ抽選会が4日、オンライン形式で行われ、星稜は大会第4日第2試合(21日午前11時半開始予定)で前回大会4強の天理(奈良)と対戦することが決まった。 佐々木優太主将(2年)は金沢市の同校で参加。画面越しに任意の数字を指定する形で抽選に臨んだ。天理との対戦が決まった瞬間、佐々木主将の目元は一瞬緩んだが、すぐに表情を引き締めた。 天理は昨秋の近畿地区大会で4強入りした。打線は下位まで切れ目がなく、奈良県予選と近畿地区大会のチーム打率は3割6分。投手陣の柱は南澤佑音投手(2年)で188センチの長身からサイドスローで放つキレのある変化球が武器だ。鋭く曲がるスライダーや打ち気をそらすチェンジアップで内野ゴロを量産する。 迎え撃つ星稜の各選手も冬の間の練習で、スイングスピードや守備力の向上など手応えをつかみつつあり、昨秋から成長した姿を見せようと奮起している。【深尾昭寛】 ……………………………………………………………………………………………………… ◇対戦校紹介 天理(奈良) 1900年、天理教校として設立。08年に旧制天理中が創立され、48年に学制改革で現在の校名となった。男女共学で全日制と定時制を設置している。 野球部は01年創部。春は54年に初出場し、97年に全国制覇、2021年には24年ぶりの4強に輝いた。夏は28回出場し、優勝は2度経験している。卒業生にプロ野球・ロッテの中村奨吾選手、ヤクルトの西浦直亨選手、オリックスの太田椋選手らがいる。また、21年にセンバツで活躍した達孝太投手はドラフトで1位指名され、日本ハムに入団した。 ラグビー部も全国高校ラグビー大会で優勝6回の強豪。柔道部やホッケー部など他の部活動も全国トップレベルを誇る。