<内山昂輝×下野紘>「ヒロアカ」7期は俺たち“勝ち確”!? 敵<ヴィラン>演じる醍醐味 出会った頃は「おじいちゃん」?
内山さん そうですね。普通に生きている中で、誰しも後ろ暗い感情っていうのはあると思うので、それを存分に表現していける。普段の日常でなかなかできることではないので、それが魅力なのかな。一方で、敵<ヴィラン>役は嫌われてなんぼっていうところもありますし。ヒーローを応援する視聴者の方々に「あいつら!」と思われることもあるだろうし。
下野さん そう思わせたら敵<ヴィラン>は勝ちだもんね。
--視聴者や読者に嫌われるほど「やった」と思うような?
内山さん まあ、「嫌い」って言われて喜ぶのもあれなんですけど(笑い)。仕事としては、ミッションコンプリートって感じなんですかね。
--「ヒロアカ」の敵<ヴィラン>は格好良さもあるような気がします。
下野さん 皆さん、ちょっと不良に憧れるじゃないけど、そういう部分があるんじゃないですか。
内山さん そういう時期はありますね。
◇下野紘は「優しいお兄ちゃん」 内山昂輝から伝わる熱意
--内山さん、下野さんは、「ヒロアカ」では敵<ヴィラン>の仲間として共演されていますが、ほかにもさまざまな作品で共演されています。お互いの声優としての印象は?
内山さん 僕は昔から優しいお兄さんという印象です。
下野さん (笑い)。
内山さん みんなに対してフレンドリーで明るい方で、収録の休憩中でも、いろいろ楽しくお話しされている姿をよく見ますし、ずっと昔からそういう印象です。
下野さん そういうふうに言ってくれるんだったら、(内山さんは)やっと年相応になったなって思います。最初に会ったのは「ユニコーン」(「機動戦士ガンダムUC(ユニコーン)」)だったと思うのですが……
内山さん 僕が10代後半の時ですね。
下野さん 本当におじいちゃんかな?って思うぐらい、反応が今よりも薄かったから(笑い)。今のほうが、いろいろな現場で一緒になったり、ラジオをやらせてもらったりして、「全然そんなことない。普通に若者だ」と思っている部分もあって。あと、意外とお笑いが嫌いじゃないところもあって、あの頃よりも「人だな」っていう感じ(笑い)。