<内山昂輝×下野紘>「ヒロアカ」7期は俺たち“勝ち確”!? 敵<ヴィラン>演じる醍醐味 出会った頃は「おじいちゃん」?
--内山さんが第6期で印象深いシーンは?
内山さん 死柄木がオール・フォー・ワンに乗っ取られていくところですね。ここは原作を読んだ時も印象的だったのですが、アニメでどう演出していくのかをスタッフサイドでも検討されたと思うんです。オール・フォー・ワンを演じてらっしゃる大塚明夫さんと声を重ねる演出もあって、そこの収録が結構難しかったです。
--死柄木とオール・フォー・ワンの声が重なるシーンは印象的でした。
内山さん 大塚明夫さんが収録した声を家で聞いて、スタジオではトレースするような形で重ねていくという作業をしていました。明夫さんとこのシーンについて具体的に細かくお話しする機会はなかったんですけど、家で何度もお声を聞いて、声の素材としての強さだったり、独特の抑揚のつけ方だったりを自分自身に吸収するような気持ちで取り組んでいました。
--第7期では、全面対決が最終局面を迎えます。見どころは?
内山さん 第6期のラストでも登場したアメリカ側の最強のヒーロー・スターアンドストライプが日本にやってきて、死柄木と対決することになります。収録では、スターとの戦いの大変さもさることながら、死柄木の自我が揺れ動いて、定まらない感じも表現しなければならなかった。これまで演じてきた死柄木像プラス、オール・フォー・ワンも宿らせてという、これまでにない死柄木を作らなければならなかったので、難しかったです。
下野さん 第7期に関しては、「ダビダンス」以降、荼毘イコール轟家の長男、燈矢だということが分かり、改めてお父さんと(轟)焦凍と戦っていくことになる。最後の戦いに向けて、僕自身も原作を読んでいた時に、いろいろなことを気にしていたら多分できないだろうなと思っていました。喉を壊そうが、何しようが、とにかく全力でぶつけていこうという気持ちでアフレコに臨んでいます。
内山さん 敵<ヴィラン>側もそれぞれ覚醒して、これまでより強い力を見せられるようになっていると思うので、その戦いは迫力あるものになると思います。