ロマンス詐欺の指示役逮捕 女性装い「遺産預けたい」 警視庁
「慈善団体に寄付するため、遺産を預けたい」などとうそを言い、資産譲渡の手数料名目で現金約635万円をだまし取ったなどとして、警視庁暴力団対策課は21日までに、詐欺容疑などで、ナイジェリア国籍のオージー・フランシス・アフィポ容疑者(61)=神奈川県厚木市下荻野=を逮捕した。 同課は認否を明らかにしていない。 オージー容疑者は、2022年に摘発された国際ロマンス詐欺グループの指示役とみられ、同課は組織の実態を詳しく調べる。 逮捕容疑は21年3~12月ごろ、東京都内の男性に、海外に住む日本人女性を装い「夫の遺産830万ドルを日本の慈善団体に寄付するために、いったん預けたい」とメールを送り、資産譲渡の手数料名目などで、現金634万5000円をだまし取るなどした疑い。