箱根駅伝 U20ハーフマラソン日本記録保持者の大東大・棟方一楽、初の箱根路へ「楽しみ半分、緊張半分」
来年1月2、3日の第101回箱根駅伝に向け、前回総合10位の大東大が埼玉・東松山キャンパスで取材会を行った。11月にハーフマラソンでU20日本記録(1時間1分38秒)を出した棟方一楽(かずら、2年)は初の箱根路に向け、「楽しみ半分、緊張半分」と胸を躍らせた。 青森・鶴田町出身。11月中旬から2月中旬まで雪が降る津軽の豪雪地帯で、冬は満足に走れない環境で育った。5000メートル14分前後の記録を持って入学してくる選手が多い中、棟方が14分台を出したのは弘前実高3年の夏。大東大で力をつけ、今年11月の全日本大学駅伝5区区間6位で駅伝デビューを飾った。 「一楽」の名前には「一番楽しく生きてほしい」との意味が込められている。希望区間は1区。「一番楽しんで走れる自信がある」と棟方。津軽育ちの新鋭が、夢の舞台を駆け抜ける。