2024年のAppleまとめ。今年の振り返りから「次のiPhone」を予想する!
AI対応のiPadが充実
iPadは最上位のPro、高機能なAir、コンパクトなminiの新製品が2024年に出揃いました。iPad Airには初の大型13インチのモデルを追加。A17 Proチップを搭載するiPad miniもApple Intelligence対応です。 iPadの専用デジタルペンにも、新しい「Apple Pencil Pro」が追加されました。2024年モデルのiPadはすべてApple Pencil Proと、USB-CのApple Pencilのみに対応します。Apple Pencil Proは本体にセンサーを内蔵する箇所を強めに指で押す「スクイーズ」と、本体を回転させる「バレルロール」という新しいジェスチャー操作に対応。触感フィードバックを内蔵したことで、ペンツールの切り替え操作も確実に行えます。筆者はそそっかしいので、よくApple Pencil Proの所在を見失うことがありますが、iPadまたはiPhoneの「探す」アプリから探索できるようになってひと安心です。 一方、まだ発表されていないのは“無印”のiPad。2025年には、Apple Intelligence対応を果たした”11世代”モデルが登場することはほぼ間違いないでしょう。iPadには、ラフなスケッチをきれいなイラストに描き変える「マジックワンド」という“iPad専用”のApple Intelligenceの機能があります。このような楽しい機能こそ、比較的安価な無印iPadのユーザーに広く遊んでほしいとアップルは考えているはずです。
Apple M4チップが拡大。MacBook Airはどうなる?
2024年はアップルが独自に開発するAppleシリコンの最新チップセット「Apple M4」シリーズを搭載するiPad ProとMacが発売されました。 Macはコンパクトになった新デザインの「Mac mini」と、一体型デスクトップの「iMac」、そして上位のモバイルノートである「MacBook Pro」がM4チップを搭載しています。もちろんすべてのモデルがApple Intelligence対応です。 MacについてはmacOS 15.1以上、Apple M1以降のチップを搭載していることがApple Intelligenceを活用するための条件です。2020年に発売されたMacBook AirでもOKなので、他のアップルのデバイスよりも比較的敷居が低いと言えます。ChatGPTと連携するSiriや、メールにWordなどサードパーティ製のドキュメント作成アプリケーションなどを含むシステム全体で使える「作文ツール」など、来年の4月以降にApple IntelligenceとMacとの相性の良さを日本語で体験できる機会が楽しみです。 2025年にはまず、M4チップを搭載するMacBook Airが順当に出てくるものと思います。上位のM4 Proチップが選べる「ほぼProなMacBook Air」も実現すれば、ポータビリティの高いプロフェッショナル向けMacBookとして、多くのクリエイターやビジネスパーソンに注目されそうです。