<#わたしの新庄・3回目のセンバツへ>/2 試練の先、結果待つ 北田大翔捕手(2年) /広島
2019年春の入部時は三塁手。鋭い送球が当時コーチだった宇多村聡監督(34)の目に留まり、捕手へとコンバートされた。小学生のとき所属したソフトボールクラブ以来のポジションだったが、19年に広島商の二塁手として夏の甲子園に出場した兄勇翔さんから「捕手が一番合っている」と言われている。 試練を乗り越えた先に良い結果が待っているとの意味が込められた「雲外蒼天(うんがいそうてん)」が信条だ。厳しい練習にも耐え、昨秋、正捕手の座を勝ち取った。投手陣からの信頼も厚く、宇多村聡監督は「まさに扇の要」と絶賛する。 センバツは3月19日に開幕する。「リード面で貢献し、投手を引き立てたい」と意気込んだ。【中島昭浩】=つづく