“巨人決定的報道”の筒香嘉智32歳…DeNAでは大谷翔平以上のOPSだが「メジャー挑戦前より好成績は新庄剛志だけ」日本復帰の前例を覆せるか
筒香嘉智のNPB復帰報道、一部では巨人加入が決定的とも報じられている。この報道通りなら、2019年オフに横浜DeNAベイスターズを退団し、ポスティングシステムでタンパベイ・レイズに移籍して以降、アメリカで5シーズン強を過ごしての日本帰還となる。 【レア写真】「筒香と大谷さん、一塁上で何やら楽しそう…」「新庄もジャイアンツいたことあるの!?」秋山のレッズ→カープ、井口のWソックス→ロッテユニは見分けつかない!MLB日本人レア写真を全部見る
「フライボール革命」MLBの中で筒香は…
筒香のNPB、MLB、米マイナー(MiLB)での成績はこうなっている。 〈NPB〉 968試3426打977安205本613点、率.285、OPS.910 〈MLB〉 182試557打110安18本75点、率.198、OPS.630 〈MiLB〉 149試494打133安27本106点、率.269、OPS.883 OPS「8割」が強打者の目安とされる中で、筒香のMLBでのOPSは「適応できなかった」ことを意味していると言えよう。 「フライボール革命」以降、打者は打球速度を重視し、この数字を上げるために筋トレなどでパワーアップしてきた。しかし筒香は「センシング」など自身のトレーニングにこだわった。このことは稿を改めて紹介したいが、その結果として「パワー全盛」のMLBでは結果が残せなかった。 筒香は守備で貢献できる選手ではない。三塁手など、慣れないポジションを守ることもあったが、守備では実績は残せなかった。そのことも彼の使い勝手を悪くさせたのは否めないところだ。 MLBに挑戦した時には28歳だった筒香は、今年32歳。野球選手として「収穫期」に入る最も充実した4年余を、アメリカで過ごした。それなりの収穫は当然あっただろうが、実績が残せなかったことは、自身にとっても忸怩たる思いのはずだ。
NPBに復帰した日本人野手の成績を比較してみる
では、これから筒香嘉智はNPBでどんな成績を残すのか? MLBに挑戦し、NPBに復帰した野手は、過去にMLB昇格できなかった中島裕之(現宏之)も含めて14人いる。そんな彼らのMLB挑戦前と挑戦後の成績を対比する。カッコ内はMLB移籍年とMLB、MiLB在籍年数。現役選手の成績は2024年4月9日終了時点のもの。 ・新庄剛志(2001年・3年)復帰時32歳 前(10年)1054試3841打955安145本518点、率.249、OPS.728 後(3年)357試1322打353安60本198点、率.268、OPS.764 ・田口壮(2002年・8年)復帰時40歳 前(10年)1107試4094打1134安67本404点、率.277、OPS.720 後(2年)115試317打85安3本25点、率.268、OPS.668 ・松井稼頭央(2004年・7年)復帰時35歳 前(9年)1159試4638打1433安150本569点、率.309、OPS.848 後(8年)742試2552打657安51本268点、率.257、OPS.694 ・井口資仁(2005年・4年)復帰時34歳 前(8年)894試3175打860安149本507点、率.271、OPS.820 後(9年)1021試3337打900安102本510点、率.270、OPS.797 ・中村紀洋(2005年・1年)復帰時32歳 前(13年)1383試4839打1294安307本916点、率.267、OPS.872 後(9年)884試3051打807安97本432点、率.265、OPS.740
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