11月から自転車の“ながら運転”が禁止に スマホの使用で事故の例も 酒気帯び運転の罰則も強化
メ~テレ(名古屋テレビ)
11月から自転車に関する法律が変わります。スマートフォンの「ながら運転」や酒気帯び運転の罰則が強化されるといいますが、一体どう変わるのでしょうか。 10月31日、名古屋市内の交差点で1時間取材しただけでも「ながら運転」をしている人が、少なくとも11人確認できました。 1日から道路交通法が改正され、自転車の罰則が強化されました。大きく変わったのは、走行中にスマホを使用する「ながら運転」が禁止されたこと。 自転車を運転しながら通話したり、スマホ画面を2秒以上注視したりすると「ながら運転」とみなされ、違反した場合6カ月以下の懲役または10万円以下の罰金が科されます。 また、これまで罰則の対象外だった「酒気帯び運転」についても3年以下の懲役、または50万円以下の罰金となります。 「いいと思う。運転している人を見ると怖いなと思うので」(30代女性) 「罰則化は事故が多いからやるので」(60代男性)
ながら運転による事故の例も
こちらはドライブレコーダーの映像です。カーブを曲がろうとした車に自転車が突っ込み、衝突しました。 自転車に乗っている男性の手には暗闇の中に光るスマートフォンが。 また、こちらの車は歩行者が横断歩道を渡り切るのを待って発進しようとすると突然、左から自転車が現れました。これもスマートフォンを見ながらの「ながら運転」です。 愛知県警によりますと、今年に入って9月末までに自転車を対象に行った指導や警告は3万9000件あまり。 飲酒運転の摘発はなかったということですが、「ながら運転」はこのうちの約2800件にのぼっています。 1日、名古屋駅では市内などでシェアサイクルサービスを提供する「チャリチャリ」などの運営会社の社員らが警察と共にチラシを配布し、シェアサイクルを利用する際も、法律を守るよう呼びかけました。 「ぜひ交通ルールを守りながら、自身や周りの方を守りながら、自転車での生活を楽しんでいただければうれしい」(チャリチャリ株式会社 田口大輔さん)